AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ最終節 <ベスト8が出揃う>

  
AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグが終了し、ベスト8が出揃ったが、AFCがアジアのプロリーグに対する評価を行ったようだ。組織力20点、技術力100点、観衆100点、健全さ50点、マーケティング20点、ビジネスの規模100点、試合の進行20点、メディア20点、スタジアム20点、クラブ数50点の10項目で500点満点の項目を定め、日本が各項目で高得点をマークし、Aランクになった。お隣の韓国Kリーグは技術力では94.8点とトップだが、現時点で入れ替え戦が定着していない、水原など数チームは今も独立法人ではないなどの背景で点数が稼げず、Bランク評価。中国、サウジアラビアもBランク評価である。ちなみに、日本は470点で1位、韓国は438点で2位だった。中国が415点で3位、サウジアラビアが359点で4位だった。はたして、代表とリンクするのか乖離するかは注目すべきところである。

さて、AFCチャンピオンズリーグにおいて、日本の3クラブがベスト8というのは嬉しい。以下、AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ最終節の各組の最終成績だが、首位を快走したクラブはなかった。

■グループA■
①クルフチ(ウズベキスタン)         4勝1敗1分 勝ち点13 ★突破確定
アル・イテハドFC(サウジアラビア)   3勝3敗0分 勝ち点9
③フォーラド・モバラケ・セパハン(イラン) 2勝3敗1分 勝ち点7
アル・イテハド(シリア)           2勝4敗0分 勝ち点6

フォーラド・モバラケ・セパハン 1-1 クルフチ
アル・イッティハドFC 3-0 アル・イッティハド
無敗クラブがなく、食い合う結果に。この厳しい組を勝ち抜いたクルフチは要注意か。


■グループB■
①サイパ(イラン)                  3勝0敗3分 勝ち点12 ★突破確定
②アル・クワ・アル・ジャウィヤ(イラク)     2勝2敗2分 勝ち点8
③アル・ワスルスポーツクラブ(UAE)     2勝3敗1分 勝ち点7
④アル・クウェートスポーツクラブ(クウェート) 1勝3敗2分 勝ち点5

アル・ワスルスポーツクラブ 1-1 サイパ
アル・クウェートスポーツクラブ 1-2  アル・クワ・アル・ジャウィヤ
イランのサイパが無敗でグループリーグ突破。


■グループC■
アル・カラマ(シリア)            3勝1敗2分 勝ち点11 ★突破確定
アル・ワハダ(UAE)            2勝1敗3分 勝ち点9
アル・サッドスポーツクラブ(カタール) 1勝2敗3分 勝ち点6
④アル・アーリ(サウジアラビア)      0勝2敗4分 勝ち点4

アル・サッドスポーツクラブ 0-0 アル・ワーダ
アル・カラマ 0-0 アル・アーリ
アル・カラマが順当に突破。


■グループD■
①アル・カドシャ(クウェート)    3勝1敗2分 勝ち点11 ★突破確定
②パクタコール(ウズベキスタン) 3勝1敗2分 勝ち点11
③アルビル(イラク)         2勝2敗2分 勝ち点8
アル・ガラファカタール)     0勝4敗2分 勝ち点2

パクタコール 2-0 アル・ガラファ
アルビル 4-2 アル・カドシャ
アル・カドシャがパクタコールとの当該対戦成績グループリーグ突破を果たした。


■グループE■
アデレード・ユナイテッド(オーストラリア) 4勝0敗2分 勝ち点14 ★突破確定
長春ヤタイ(中国)               3勝0敗3分 勝ち点12
浦項スティーラーズ(韓国)          1勝3敗2分 勝ち点5
④ビン・ドゥオン(ベトナム)            0勝5敗1分 勝ち点1

長春ヤタイ 0-0 アデレード・ユナイテッド
浦項スティーラーズ 0-0 ビン・ドゥオン
アデレード・ユナイテッドが来た。


■グループF■
①鹿島(日本)         4勝1敗0分 勝ち点15 ★突破確定
北京国安FC(中国)    4勝2敗0分 勝ち点12
③クルンタイバンク(タイ)  2勝3敗1分 勝ち点7
④ナムディン(ベトナム)   0勝5敗1分 勝ち点1

クルンタイバンク 5-3 北京国安FC
ナムディン 0-4 鹿島
鹿島がグループリーグ突破。順当。


■グループG■
①大阪(日本)                      4勝0敗2分 勝ち点14 ★突破確定
メルボルンヴィクトリーFC(オーストラリア)   2勝3敗1分 勝ち点7 
全南ドラゴンズ(韓国)                1勝2敗3分 勝ち点6
④チョンブリフットボールクラブ(タイ)        1勝3敗2分 勝ち点5

メルボルンヴィクトリーFC 3-1 チョンブリフットボールクラブ
大阪 1-1 全南ドラゴンズ
全南は去年の川崎に続き、日本クラブから勝利をつかめなかった。地味だが、大阪の無敗は価値がある。



ベスト8が出揃い、中国、韓国のクラブが全滅した。気分は悪くない。

クルフチ(ウズベキスタン)  
サイパ(イラン)  
アル・カラマ(シリア) 
アル・カドシャ(クウェート) 
アデレード・ユナイテッド(オーストラリア)
鹿島(日本) 
大阪(日本)
浦和(日本)

組み合わせは24日に決まる。