<展望> 日本対エクアドル 「引き分け濃厚な試合。もしくは日本の敗戦」

         

日本、エクアドル共に勝った方が決勝トーナメント進出という状況では、えてして引き分けに終わるのがセオリーである。特に、待つもの(パラグアイ)に福があるものであり、おそらく、0-0か1-1の引き分けが濃厚。もしくは0-1での日本敗戦とみておくのが無難。もちろん日本が勝てば、決勝トーナメントで開催国ブラジルとの対戦が用意されているが、エクアドルに敗れるか、引き分けてパラグアイにみすみす椅子を明け渡しそうだ。日本は、こういった場面でいつも一歩の所でみすみすチャンスを逃してきた歴史がある。

先のポーランドで行われたU20W杯でも、イタリア戦で日本のみならず大会全体をも左右するPKを伊藤がなんの自覚もなく平然と外し、韓国戦ではあの終盤の危ない時間帯とエリアでパスを繋ごうとしてミスから失点し、ベスト8を逃している。日本対エクアドルは、サッカー日本代表の負の歴史は繰り返されるのかを見るゲームでもある。自滅してチャンスをあえなく逃すか、自分たちの力でチャンスを手繰り寄せるのか。

現状、得失点差やフェアプレーポイントのレギュレーションによるややこしい条件には縛られないものの、2連敗中のエクアドルも勝てば決勝トーナメント進出があるだけに、モチベーションは下がらないだろう。むしろ、上げてきて日本には勝てると信じているに違いない。ただ、その方が日本はやりやすいかもしれない。敗退の決まったエクアドルであれば、むしろやりにくく、攻めあぐねて失点して敗戦なんていうイメージは用意に目に浮かぶ。

この試合に限れば、日本のスタメンは五輪選手の経験向上やテストにこだわる必要はない。前2戦と違い、タフになる試合はむしろ、岡崎、川島が必要になる。フレッシュな爆発力より経験値が有効になる。試合のどこかでVARが鍵になりそうなシーンも想定すれば、より経験のある選手が必要になる。逆に五輪選手の若い爆発力が必要なシーンは、リードされて追い込まれた状況のみに限る。もしくはフラットでブラジルのようなビックチームと対戦する時だ。

この試合の主導権はエクアドルにある。エクアドルは2試合連続で退場者を出していて、中3日の日本に対して中2日であるが、エクアドルに大量得点による勝利の条件がなくなって無理攻めから自滅する可能性が低下し、彼らも戦いやすくなった。2連敗してもチャンスがある状況は日本よりも運がある。

おそらく先制はエクアドルになる。しかも早い時間帯に。日本は、あっさりと裏を抜けられて決定機を決められるか、(PK、FK、CKの)セットから一発喰らっての失点。先制したエクアドルが試合中に余裕を持てば持つほどスコア差は2点、3点、4点と広がっていくであろう。日本はスコアに関係なく最後まで余裕がない。試合が始まる前から日本がメンタルで押し込まれている。日本は先制しても、しんどい試合展開になり、相当、消耗疲弊するであろう。

エクアドルが中盤、終盤に先制してしまうと日本はジ・エンド。エクアドルはあの手この手で時計を進ませてくる。追いかける日本は時間とともに焦りが増し、細かい凡ミス、つまらないファウルを連発し、悪循環に陥る。自分たちのペースで試合は出来ない歯がゆさから自滅というのが基本線。せっかくウルグアイ戦で盛り上げた南米メディアの熱を冷ますことであろう。また、コパアメリカへのアジア勢参戦に否定的な意見に対し、訴求力を与えることにもなろう。

ちなみに筆者、ACL遠征のため、<選評>は、うれしいサプライズや<展望>の大枠を大きく外れない限り、書くことはないです。



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