フットボール<Rugby>

<選評> 日本代表 10-45 スコットランド ラグビーワールドカップ2015 「ミスなくば勝ち点1は取れた試合」

<展望>を読んでる方は、特に過剰な期待もせず、普通に見れたゲームであろう。この試合は、スコットランドの出来如何というゲームである。この日のスコットランドの出来は良くも悪くも無く、普通だった。一方、日本の出来は引き算にしかならなず、完調でも…

<展望>日本代表 対 スコットランド ラグビーワールドカップ2015 「勝ち点1を取れるかどうか」

スコットランド戦は完全アウェイで迎える。しかも会場の芝は良くない。これが日本の緒戦でなくて良かったが、ただ、緒戦に負けて気持ちを切り替えるのと、勝って気持ちを切り替えるのとでは、大きな違いがある。緒戦のスプリングボクスに大敗していたら、こ…

<選評>日本代表 34-32 南アフリカ(スプリングボクス) ラグビーワールドカップ2015

久しぶりにゲームを見て何度も叫んだ。試合後、珍しく興奮して眠れなかった。 最近、スポーツゲームを見て、手に汗握り、ヒリヒリ感を抱きながら、感動することが少なくなった。自身が年齢を重ねたのもあろうが、フットボール、ベースボールにしろジャンルを…

<展望> 帝京大学 対 早稲田大学 「帝京7連覇への道程」

過去記事で、帝京が前人未到の大学7連覇を果たすと書いてる。帝京以外に強烈に強い大学の出現が無いという時代的な追い風もあるが、今の帝京は大学レベルではなく、ほぼ準社会人チームである。現行の大学チームでは何度やっても勝てず、相手にならないであろ…

帝京の一強時代は、あと4年は続く

一昨年、去年から帝京が三連覇すると書いてるが、先日の記事にも書いたように、帝京の一強時代は、あと4年は続く。そう、確実に七連覇する。今の帝京は、(大学の中では珍しく)貫禄と雰囲気がある。強力FWを背景に、ブレイクダウンは大学では敵なし。いつ…

大学ラグビー 帝京の3連覇のみならず、V7(7連覇)もありえある。

W杯や社会人より大学ラグビーは明らかにレベル面で落ちるのに、大学ラグビーは面白い。要は、感情移入が出来るかどうかでしかない。そして、手の届く近所でやっているかどうかである。ただ、その大学ラグビーも、近年、味気なくなりつつある。ゲーム内容も…

<選評> 日本代表 23-23 カナダ代表 「2019年まで残された時間は8年でなく、8秒くらい」

試合自体は凡戦。両者ともにつまらないミスが目立ち、ミスを先にしたか後にしたか、ミスの量と犯した時間帯が、そのまま試合の流れを決めてしまうミスミスを嘗めあう試合。どこか、1月2日の大学選手権準決勝で見るような味気ない試合だった。前半を17-7で折…

<展望> 日本代表 対 カナダ代表 「開き直れるか自滅するか」

表題にあるように、日本は、開き直れるか自滅するかである。1勝も出来ず、4連敗で帰国する恐怖・プレッシャーに負けるか、それとも、重圧から解放されて、開き直って、持ち味を出してプレーできるか。いずれにしても、トライであれ、ショットであれ、先制…

<選評> 日本代表 18-31 トンガ代表  「酷い試合だった」

酷い試合だった。勝った負けた以上に、シンビン、イージーミスのオンパレードで、試合自体は、たとえ1ドルでも払ってみるのが馬鹿らしくなるようなクオリティ。ここ数年で見かける大学選手権クラスの味気ない試合だった。それだけでなく、単純にパワーバラ…

<展望> 日本代表 対 トンガ代表 「2019年W杯日本大会の試金石になる試合」

こういうW杯の時だけラグビーが取り上げられて、実際、見てみると、日本代表が負けて、つまらない。代表に外国人が多いから、感情移入がしにくい。W杯1勝を目標には置いてない。(かってのサッカーのW杯出場のような)ハードルの高いところにチャレンジす…

<選評> 日本代表 7-83 ニュージーランド代表 「145点の半分くらいなら」

凡戦過ぎて、果たして、<選評>として書いていいのかわからないが、ほぼ<展望>に書いた通りのスコア推移で、特に書くこともなく、想定ベースを大きく崩すことは出来なかった。せめて、前半の失点ペースを遅らせたこと。そして、「0点で終わらなくて良か…

<展望> 日本代表 対 ニュージーランド代表 「かぎりなくゼロに近い戦い」

この試合は、楽しむ試合でもなければ、日本が勝つのを見る試合でもない。世界トップとの差をまざまざと見せつけられる試合であり、日本が弱い云々を嘆く必要などない。得点差としては、過去の忌まわしき記憶の145失点の半分、70点差なら御の字。MJの…

<展望> 日本代表 対 フランス代表 「強豪フランスに勝つチャンスはゼロではない。ただし…」

イタリアとの親善試合は、凡ミス、イージーミス連発で酷い試合を見せられたが、続くアメリカ戦も、同じような(気を抜く)凡ミス、イージーミスからスコア的には接戦に持ち込まれ、正直、応援する気持ちさえ剥がれ落ちそうだった。それが、このフランス戦で…

ラグビー日本代表の躍進の条件、惨敗の要因 <2011年ラグビーワールドカップ・ニュージーランド大会>

よく、誤解されがちだが、ラグビーのワールドカップがラグビーのナンバーワンを決める大会として最高峰というわけではない。(もちろん、形式上はナンバーワンを決めるが、首を傾げるレギュレーションや大会運営を考えると、伸び代は頭打ちで、ユニオンの稼…

<選評> 帝京大 17-12 早稲田大 (大人と子供の試合)

『決勝では、帝京は、ミスしても勝てるが、早稲田はミスをしたら勝てない。』 先日の試合前の<展望>では、そう書いてる。(完璧な試合をしなければ勝てない)早稲田に、あんなにミスが多いとなると、ただでさえ勝てない試合が、確実に勝てない試合になる。…

<展望> 帝京大 対 早稲田大 (ラグビー大学選手権)

第87回東京箱根間大学駅伝競走において、佐々木寛文と志方文典不在でも優勝してしまうくらい、早稲田大学競争部は強かった。しかし、早稲田大学ラグビー部は最強ではない。たしかに、1/2の準決勝で、早稲田は明治に大勝した。ついつい早稲田が強いと思うかも…

<選評> 早稲田大学 31-15 明治大学 「早明戦の醍醐味は」

早明戦の醍醐味は、満員の観衆。そして、歓声である。プレーごとの歓声のアップダウン、ゴールライン間際の攻防の歓声は、独特の声質があり、それを聞いて感じるだけで、昔を思い出す。人も空気も戻りつつあり、すぐそこまで来ているのだろうか。 さて、無敗…

帝京大 14-13 東海大 <第46回ラグビー大学選手権決勝が終わって・・・>

1990年前後、大学ラグビーで地力をつけてきた関東学院が、国立競技場に初登場し、明治相手に零封大敗寸前も、試合終了間際に獲ったトライの4点。あそこが、関東学院の大学ラグビーにおける長き時代の始まりだと記憶する。その後、関東学院は、故仙波、…

<展望> 大学ラグビー準決勝の4強の違和感

いったい、何年ぶりに明治が国立に帰ってくるであろうか。そして、すでに二連覇中の早稲田が消え、早明戦にはならず…。早稲田は、今年、3連覇を獲れば4連覇のチャンスもあったかもしれないが、怪我人が出て、調整の段階で帝京と当たったのは不運としかいえ…

2019年ラグビーワールドカップ・日本大会へのはじまり・期待するもの

満員御礼となった国立競技場のナビスコ決勝の数日前、同じ場所でブレディスローカップ東京2009というラグビーのビッグマッチ「ニュージーランド代表(オールブラックス) 対 オーストラリア代表(ワラビーズ)」の試合が行われた。集客はナビスコ決勝の44308…

まもなく、ラグビーワールドカップ日本開催が決定する(2019年ラグビーW杯日本大会)

日本は、世界三大スポーツ大会のすべてに立候補している。 2016年 東京五輪 2019年 ラグビーワールドカップ 2022年 サッカーワールドカップ(2018年含む) この中において、一般メディアで、ほぼスルーされているラグビーワールドカップの日…

実は(善戦という)金星を逃したラグビーU-20日本

日本代表 0-43 イングランド代表 イングランドの出来は決して良くなく、むしろ、日本の仕上がり具合と集中力が目立つ立ち上がりだった。開始早々、日本は敵陣に押し込めた。そして、得意?秘策?のモールを左サイドで展開できた。開始早々のイングランドはエ…

はたして、イングランド撃破なるか。

はたして、イングランド撃破なるか。サッカー日本代表でなく、U-20ラグビー日本代表である。 マイナーネタだが、IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009 JAPANが、まもなく開幕する。分かりやすく言えば、20歳以下のラグビーワールドカップのような…

IRBジュニアワールドチャンピオンシップ2009

ラグビーの日本選手権が「学生対社会人」でなくなってから、ずいぶんと年月が経った。学生と社会人の実力差は歴然だが、成人式の日に、一発勝負のワンマッチをしていた頃は、祭りのようなニュアンスもあり、それなりに期待感もあった。早稲田が(3つのタック…

早稲田大学ラグビー部と浦和レッズ

アマチュアとプロを抱き合わせて論じる論外であるのは承知だ。しかも、サッカーとラグビーでジャンルも違う。しかし、今シーズンの早稲田大学ラグビー部と浦和レッズの両者は、チーム体質が良く似ている。 双方ともに、2008年のシーズン前は優勝候補と目…

限りなく優勝から遠い早稲田、限りなく初優勝が近い帝京。

元旦から二日目の国立競技場といえば、大学ラグビー。早稲田対東海、帝京対法政の準決勝2試合が正月晴れの国立競技場で行われた。眼下のピッチには、昨日のサッカー天皇杯・決勝の白線が残るが、毎年、トライラインを間違えないものだなと思う。(間違えな…

<選評> 早稲田 26-6 慶応  <大学選手権決勝>

関東地方は正月から快晴続きだったが、よりによって、大学選手権決勝に雨とは。 国立競技場の目と鼻の先にある新宿高層ビル群は厚い靄がかかって、はっきりと見えない。スタンドにいると、指先が悴み、吐く息が白く、寒い。レインコートも濡れて凍みてくるわ…

<選評> 大学ラグビー 準決勝

昨日もそうだったが、国立競技場のスタンドから富士山が見えていた。今頃、箱根駅伝のランナーはあの方向へ向かって走っているのかと思うと、すこし感慨深い。周囲にいるスタンドの客からは、そんな箱根駅伝の経過を気にする言葉があちこちで聞こえていた。…

大学ラグビー ベスト4が出揃う

大学ラグビーのベスト4が出揃った。当初のわたしのベスト4予想は東海、京産、同志社、早稲田であったが、慶応、明治、帝京、早稲田となった。わたしの予想に反し、1月2日の準決勝をすべて対抗戦の面子で迎えるのは、いつ以来であろうか。慶応、明治など…

早稲田 71-7 明治  <大学ラグビー早明戦>

昨日、浦和が見事なまでに期待を裏切って優勝を逃してくれたため、この試合は抜け殻のように見ていたが、国立競技場の雰囲気はどこかそれを紛らせてくれる。イングランドのプレミアリーグとまではいわないが、Jリーグにはない、一種の歴史というか、独特の…