<選評> 日本代表 3-0 ラトビア代表   「・・・」

       
   
    
通常なら、欧州へワンマッチ遠征に行くのがセオリーだが、Jリーグ開幕約1ヶ月前ということもあり、そうもいかない。海外でプレーする選手が帰国するリスクを買いつつも、代表の面子を集めて、数日、空気を合わせるレベルに留まる。代表目線だけで理想を書くと、海外欧州の主要リーグでプレーするレギュラー選手が30~50人くらいいて、その中から23名を選び、スイスのバーゼルあたりで欧州の強豪、中堅と親善試合をするというところ。

ただ、日本がそうなるには、まだまだ年月がかかる。それに、それがベストかどうかもわからない。もちろん、根っこの部分で言うと、日本が欧州に加われない日本の地理上の問題がある。そうなると、日本独自のやり方を模索、試行錯誤し、将来、なんらかの形が生まれるのであろう。それが他国へのスタンダードにもなる。

さて、試合だが、調整であわせるだけなので、勝とうが負けようが、引き分けようが、結果、内容はどうでもいい。もちろん、代表として2013年のスタートを気分良く切りたいというのはわかるが、今、ここでどうこうということでもない。当然、新戦力、課題とか口にするレベルの試合でもない。あくまで、流れを切らない顔合わせ。代表の面子が久々に同じ空気を吸う。そのぐらいでしかない。

試合開始から、相手は引いてきていたが、それでも、日本は、シュートへの意識より、良い容を作る(相手を崩す)意識が高く、本能より頭でフットボールをしている印象だった。久しぶりに合わせた分を差し引いても、リスクトライはなく、きれいにボールを回すだけで、たんなる時間の消費に費やされた。FK以外、初シュートが17分というのがその証左。確実になるまで、安全になるまでシュートを打たないのは、どこか身内を見ているようで、苦笑いだ。強引さを見せていたのは清武くらい。

30分過ぎくらいからエンジンが温まり、40分台かロスタイムに点が入るかなと思いきや、セオリーに。アシストになった内田篤人も狙ったなら、枠を捉えてもらいたい。ただ、彼については、胸トラップのミスなどからもわかるように、プレーが軽いのは改善されていない。これはメンタルが大人になる向上心の問題だが、今後、重要な試合で、彼のたった一つのイージーミスから、勝ち負けが決まるなら、悔やんでも悔やみきれないだろう。それが懸念先。逆に、長友祐都のミスで試合を落としても、そうはならない。彼の短期間の成長曲線を見れば、もはやミスしても強引に納得するしかない。

試合は、こういう試合ではゴールをよく決める岡崎あたりが決めるであろうと踏んでいたが、案の定。過去に何度も書いてるので仔細は割愛するが、岡崎の代表ゴール数は、ラグビーの大畑のトライ世界記録と同じで、重要な試合のものではない。もっというと、風格、オーラや怖さは無い。動きの怖さはあっても、本田圭祐のような貫禄はなく、あくまで黒子に徹するしか生きていく道は無いだろう。当然、佐藤寿人との差別化も乖離するほど出来ていない。

かたや、ラトビアだが、バックラインからでも繋いできていたが、(日本は圧力をかけきってなかったものの)これはショートプレスをかけられると、餌食になる。むしろ、相手が日本なら、ロングボールを多用して、放り込んで、バウンド処理のミスを誘った方が、まだ、チャンスはあったかもしれない。ただ、世界の潮流から、国、クラブ問わず、繋いでくる流れに逆らっていないのは理解できる。

試合は、0-0のままだと、交代カードを切って、チームを崩すことができなかったが、前半のうちにリードできたことで、先制後は、日本ベンチもあれこれ動けた。だいたい予定通りの交代は出来たのではないか。よって、誰が良いとか、誰が居ないからとか、誰が入るからとか関係なく、あくまで、誰が入ってもズレが無いかを確認することは出来ればいい。当然、試合の中の短時間でチームを崩すのだから、そこそこバラバラにはなるものだが、大崩はなかった。まあ、WBCの日本代表よりはチームになってるのは言うまでも無いが。


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