10-11 UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16が出揃う

     
   
     
今季は、リバプールポルト、PSV、ユベントスが出場していない。そして、全体的に、自国リーグで苦戦しているクラブの決勝トーナメント進出がちらほら。イングランド勢が4クラブの皆勤で、スペイン勢が3クラブ、イタリア勢が3クラブ、ドイツ勢が2クラブというのは、まずまず。フランス勢も2クラブである。逆に、2枠のポルトガル勢が全滅という事態。イタリア勢がすべて2位抜けというのも特色だ。

伏兵も、シャフタール・ドネツク以外に、伏兵が必ず誕生する組のFCコペンハーゲンのみ。個人的には、マルセイユの進出は嬉しいかもしれない。ただ、全体では、予想通りD組のレベルが低すぎて、G組がきつい。ディテールでは、パルチザン・ベオグラードセルビア)、MSKジリナスロバキア)の0勝6敗は酷い。また、スポルティング・ブラガポルトガル)、スパルタク・モスクワ(ロシア)は3勝しながら、グループリーグ敗退。これは、予備予選のあり方と、GLの組み合わせ抽選に問題ありか。

今季は、決勝がロンドンの為、(決勝開催国のクラブはファイナルには来られないという)ジンクスからすると、英国勢がファイナルに行かないはずだが、英国は4クラブ全て残ってしまった。まさか、ジンクスの逆を衝いてチェルシーVSアーセナルチェルシーVSトットナムになりはしまいか。もちろん、ジンクスが嵌り、英国勢がすべて敗退すれば、バイエルンミュンヘンバルセロナレアルマドリードバルセロナに収まるところか。

さて、残った16クラブを思い込みだけで適当に棲み分けをすると、以下。(正確、正しくはない)



【ベスト4候補】
バレンシアトットナム、、リヨン、マルセイユ、ローマ


決勝トーナメントROUND16では、各グループリーグの1位抜けと2位抜けが闘うが、アーセナルインテルミランが2位というのは、首位通過のクラブには嫌な存在か。よって、ROUND16から好カードが生まれる可能性が、最大で三つあるということである。可能性としては、バルセロナアーセナルインテルバイエルン・ミュンヘンマンチェスターU対ミランなど。ただ、籤運の良いマンチェスターUは、おそらく、シャルケコペンハーゲンシャフタール・ドネツク、ローマあたりとぶつかるのではないか。縁がらみでは、モウリーニョレアル・マドリードインテルや、チェルシーミランなど。かたや、一位抜けしたシャルケシャフタール・ドネツクは、コペンハーゲンと当たれば、幸運であろう。バレンシア、リヨン、マルセイユ、ローマとの可能性も有り、ベスト8の可能性は、低くはない。逆に、イタリア勢と当たったら、不運と思うしかない。


■A組
(1) トットナムイングランド)  3勝 2分 1敗 勝ち点11 ★決勝T進出
(2) インテル・ミラノ(イタリア) 3勝 1分 2敗 勝ち点10 ★決勝T進出
(3) トゥエンテ(オランダ)    1勝 3分 2敗 勝ち点6
(4) ブレーメン(ドイツ)     1勝 2分 3敗 勝ち点5
混戦も予想されたが、順当な結果。トゥエンテもいいところまで闘ってきたが、2節のトットナム戦大敗が響いた。グループ展開の序盤でイニシアチブを取ったインテルが流しながら2位通貨。


B組
(1) シャルケ(ドイツ)            4勝 1分 1敗 勝ち点13 ★決勝T進出
(2) リヨン(フランス)             3勝 1分 2敗 勝ち点10 ★決勝T進出
(3) ベンフィカポルトガル)        2勝 0分 4敗 勝ち点6
(4) ハポエル・テルアビブイスラエル) 1勝 2分 3敗 勝ち点5
結果的に、リーグでイマイチなクラブが集まる組で、そのイマイチな2クラブが決勝Tへ。シャルケは首位通過ゆえ、籤運次第では、ベスト8も見えてくる。守備×&ミスが目立つも、マガドの庇護で使われ続ける内田は、これで、結果を出さなければ、話にならない。リヨンは、去年のCLベスト4によるシードの貯金がなかったら、GL敗退していても、おかしくはなかった。


C組
(1) マンチェスター・ユナイテッドイングランド)  4勝 2分 0敗 勝ち点14 ★決勝T進出
(2) バレンシア(スペイン)               3勝 2分 1敗 勝ち点11 ★決勝T進出
(3) レンジャーズ(スコットランド)          1勝 3分 2敗 勝ち点6
(4) ブルサシュポル(トルコ)             0勝 1分 5敗 勝ち点1
混戦も予想されたが、マンチェスターU,バレンシアで順当な結果。ブルサシュポル(トルコ)は、無残な結果。


D組
(1) バルセロナ(スペイン)        4勝 2分 0敗 勝ち点14 ★決勝T進出
(2) FCコペンハーゲンデンマーク)  3勝 1分 2敗 勝ち点10 ★決勝T進出
(3) ルビン・カザン(ロシア)        1勝 3分 2敗 勝ち点6
(4) パナシナイコスギリシャ)      0勝 2分 4敗 勝ち点2
第二席を争う組だったが、デンマークのクラブとしては、初の決勝トーナメント進出をFCコペンハーゲンが果たした。

E組
(1) バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)      5勝 0分 1敗 勝ち点15 ★決勝T進出
(2) ローマ(イタリア)               3勝 1分 2敗 勝ち点10 ★決勝T進出
(3) FCバーゼル(スイス)            2勝 0分 4敗 勝ち点6
(4) CFRエコマックス・クルイ(ルーマニア) 1勝 1分 4敗 勝ち点4
ローマは危なかったが、なんとか2位抜け。バイエルン・ミュンヘンは、

F組
(1) チェルシーイングランド)    5勝 0分 1敗 勝ち点15 ★決勝T進出
(2) マルセイユ(フランス)      4勝 0分 2敗 勝ち点12 ★決勝T進出
(3) スパルタク・モスクワ(ロシア)  3勝 0分 3敗 勝ち点9
(4) MSKジリナスロバキア)     0勝 0分 6敗 勝ち点0
3強のそのままの実力通りの順位で。スパルタク・モスクワは、ELでいいところへ行けるのでは。このままズルズルはないと思うが、チェルシーは、いつ、切り返すかがポイント。

G組
(1) レアル・マドリード(スペイン)   5勝 1分 0敗 勝ち点16 ★決勝T進出
(2) ミラン(イタリア)          2勝 2分 2敗 勝ち点8 ★決勝T進出
(3) アヤックス(オランダ)       2勝 1分 3敗 勝ち点7
(4) オセール(フランス)        1勝 0分 5敗 勝ち点3
ミランは、レアルに勝てず。アヤックスは、D組など他の組だったら、勝ちぬけていたかもしれない。リーグよりCLが欲しいミランは、後は、籤運次第だ。マンチェスターU、バルセロナ、レアルと当たらなければ。

H組
(1) シャフタール・ドネツクウクライナ)    5勝 0分 1敗 勝ち点15 ★決勝T進出
(2) アーセナルイングランド)         4勝 0分 2敗 勝ち点12 ★決勝T進出
(3) スポルティング・ブラガポルトガル)   3勝 0分 3敗 勝ち点9
(4) パルチザン・ベオグラードセルビア)   0勝 0分 6敗 勝ち点0
年によっては、グループリーグで苦労するアーセナルだが、今季は、苦労した方であろう。珍しくリーグで好位置に居る為、リーグとの付き合い方次第か。2位抜けのため、強豪クラブとの対戦を避けられるかが、ポイントになるであろう。シャフタール・ドネツクは、ロンドンでの大敗はあったものの、フロックではない。、ホームで滅法強いのは、このCLでも証明された。


守備は穴でミスのある内田を見てれば、歴然だが、やはり、使ってくれないと、選手は、どうしようもない。誰が監督でも使われる選手が理想的だが、そんな選手は、多くない。つまるところ、監督さんに気に入られるかどうかである。

すでに、誰がではなく、「海外の中堅クラブ=Jリーグトップレベル」という構図は出来上がっている。事実、Jリーグから海外へ行って、遜色なくやれているかと思えば、海外からの帰国組が、大きな格差を魅せているとかといえば、そうでもない。もちろん、帰国組は、全盛期を過ぎて帰国してるのは承知だが、目に見えてわかるものを還元出来てるかといわれれば、微妙である。クラブ本意のディテールではできてるかもしれないが、リーグ全体からすれば突出はしていない。かたや、長友、香川、長谷部が海外で普通にやれている以上、「海外の中堅クラブ=Jリーグトップレベル」という構図を当てはめれば、すごいことでもなければ、ごくごく普通のこととして捉えるのが適切であろう。家長、柏木、金崎、宇佐美あたりが海外へ行っても、(言葉、自覚さえクリアすれば)まるで通用しないということはないはずだ。もちろん、ビッグクラブになると、まるで話が違うのは言うまでもないが。



【ここの古参・常連さんでない、初回、通りすがりの方へ】
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