南アW杯観戦ツアー こういう旅行会社は要注意。

      

 
すでに観戦チケットは行く人の手に渡っているであろう。そもそもチケットが完売などするはずがない。あったとしても、FIFAの供給制限による「見せ掛け」の完売である。もし、完売アナウンスが出たら、間に受けてはならない。今大会に限って言えば、チケット入手難ということはない。中には、個人事業で遊びでやってるようなところや、(FIFAサイトで発売中にもかかわらず)チケット完売を煽って、ホスピタリティの高額チケットを売りさばこうとしてる旅行会社もあるので、ご注意を。基本、騙された方、信用した方が悪いことになりますので。


さて、今回の南アW杯観戦はチケットより、宿や移動手段のほうが面倒である。すでに個人手配されているツワモノの方はさておき、チケットを確保していても、どうしようか迷っていたり、旅行会社の観戦ツアーに参加を決めてる人もいるであろう。観戦ツアー参加自体は、それはそれで懸命な判断といえる。旅行会社の観戦ツアーは、割高だが、往復飛行機、ホテル宿泊費、チケット代、スタジアム・空港送迎がセットになっている。特に個人手配では苦労するであろう移動や宿の手配を考えれば、旅行会社の観戦ツアーを利用するのも選択肢の一つになる。

日本国内大手3社が日本サッカー協会の指定で観戦ツアーを企画しているが、こちらは、組み合わせ抽選後から動き、来年の申し込みでは脅威的な競争率になるであろう。中小の旅行会社でも南アW杯観戦ツアーを企画しているところがあるが、保障・ギャランティの部分で不安面があり、やや割引材料になる。

まず、相場を知っておこう。あくまで目安である。基本的に、チケット代より、ホテル宿泊、送迎費用の方がコストが高い。

日本戦1試合 2泊5日 30万前後
日本戦2試合 6泊9日 45万~55万前後
日本戦3試合 12泊前後  60万~70万前後

そのほかの試合でも、実際の経費はこのくらいかかるであろう。くれぐれも格安で行くような国ではないし、貧乏旅行などもってのほかだ。長く滞在すればするほど支払いコストは高くなる。

上記相場が高いか安いかは、個々の判断にゆだねられる。高いと思えば、(チケ代の損切りだけして)行かなければいいのだし、安いと思えば、観戦ツアーに申し込めばいいだけだ。ただ、申し込む際、いくつか注意点もある。旅行会社といっても、様々だ。良い会社もあれば、そうでない会社もある。以下のような旅行会社は要注意だ。

●チケット不足を煽る旅行会社。(←こういう会社は、基本的に見送った方が懸命)
●チケット代をコストに高く上乗せしている。
●サポーターを観光旅行者と見なしている。
●問い合わせのレスポンスが遅い、または来ない。
(↑こういう会社は、基本的に見送った方が懸命)
●客のミスに気づかない。あげく、客のせいにする。
●保障内容が曖昧。客任せ。
●過去におけるサッカー観戦の企画経験が浅い。もしくは皆無
●オプションで観光を薦めてくる。
●キャンセルポリシーが詳細でない
●会社の詳細が明らかでない。日本にある会社でない。

客の話を聞いてない。忘れる。イージーミスが多い。客への説明が足りない。etcなどは、論外といえよう。また、会社によっては、チケットホルダー用の観戦ツアーもあるため、チケットを取っておきながら、どうしようと迷ってる方には、(価格が折り合えば)一考の余地も。とりあえず、基本、大手に頼んでおけば、まず、間違いはないが、旅行会社を選ぶ側にも責任はあるということだ。