圧倒できなかったU-16サッカー日本代表

  

国内のサッカー趨勢は、先日の2010年ワールドカップ南アフリカ大会・アジア最終予選ウズベキスタン戦でもちきりだったが、その相手だったウズベキスタンで行われているアジアユースで、U-16サッカー日本代表は韓国に敗れた。

もちろん、韓国は弱くは無いが、日本は先制得点後に失点するなど、日本らしい弱い面を見せた。本来、実力差があれば、韓国相手でも、スコアはともかく、圧倒できていてもおかしくはなかった。この世代の期待感は高かったが、これは、決勝トーナメント・ワンマッチでの難しさを痛感せざるを得ない。すでに日本の来年のU-17W杯出場は決定しているが、このアジアで存在感を見せ付けられないと、すこし厳しいかもしれない。それとも、買いかぶりか。(まあ、どちらでもいい)

水面下ではプラチナ世代と期待が高まるが、前回アジア優勝の壁は高く、すでに日本は今予選で2敗を喫している。特に決勝の相手が(力を図る相手として相応しい)イランだったため、ぜひ、決勝には行ってもらいたかった。

成長過程で先細るのだけは勘弁して欲しいが、ここのところの日本の若い世代はそういった傾向にある。だが、「結果オーライ」、「結果がすべて」の簡単お手軽なチェーンビジネスばりの評価は、まだ、早計かもしれない。