イングランド、ユーロ2008予選敗退決定か?

まさか、とは思ったが、やはり。
予想通り。正直、ショックだ。

ロシア 2-1 イングランド

相手は監督がヒディンクで試合は寒いモスクワ。
嫌な予感はしていた。
これでイングランドの地力突破は消えた。

一部海外メディアでは逆転で勝利したロシアに「望みを繋ぐロシア」とあったが、それは違う。「望みを打ち砕かれたイングランド」が正しい。日本のマスメディアは、まだ何も反応していないが、おそらく来月の今頃にマスメディアでは、イングランド敗退の報で騒がれているであろう。「モスクワの悲劇」か。


E組の成績と残り試合は以下。
消化試合が多いせいでイングランドが2位だが、実質、消化試合の少ないロシアが有利に。

(10月13日時点)
クロアチア   10試合消化 8勝 2分 0敗 勝ち点26
イングランド  11試合消化 7勝 2分 2敗 勝ち点23
③ロシア     10試合消化 6勝 3分 1敗 勝ち点21

マケドニア  対  クロアチア
イスラエル  対  ロシア    
アンドラ   対  エストニア
イングランド 対  クロアチア  
アンドラ   対  ロシア
イスラエル  対  マケドニア

ロシアがアンドラに負けるとは思えないし、その前のイスラエルに勝ってしまうと、勝ち点でイングランドを上回り、イングランドのユーロ2008予選敗退がほぼ決定してしまう。

(最終予想)
クロアチア   12試合消化 9勝 2分 1敗 勝ち点29 出場確定
②ロシア     12試合消化 8勝 3分 1敗 勝ち点27 出場確定
イングランド  12試合消化 8勝 2分 2敗 勝ち点26

イングランドは(ロシアとの2連戦で)対戦順が悪かったといえよう。もはや、ロシアはイスラエルに引き分けろ!と念を送るしかないが、可能性は限りなく低い。ロシア代表監督のヒディングに限って、事故が無い限り、残りの試合を取りこぼすとは考えられない。ほんと、敵にするとあれほど嫌な監督は居ない。


しかし、今回のユーロ予選はC組など、強い弱いに偏りがあり、ほかの組だったら突破できていたか?のような国も出てくるであろう。すでに出場決定国を見ると、ドイツ、チェコギリシャルーマニアクロアチアポーランドもほぼ確定である。

とりあえず、前回優勝のギリシャが出場権を獲得してしまい、これでギリシャは前回優勝でシードされてしまう。ドローでは、シード漏れの強国が犇くグループが出来るかもしれない。B組では(グルジアに負けて)空気を読んだスコットランドに感謝したい。めでたくフランス、イタリアの突破の方向で。

ともあれ、来年、ユーロ観戦に行く者の身としては、イングランド敗退は(彼らの実力や、あの監督がどうあれ)メインディシュを抜かれたようで、かなりモチベーションが下がる。大会の観戦サポーターもイングランド人が半分近く占めるため、盛り上がりに欠けるのではないか(というか、もう失敗だろ)。はたまた、予選敗退で彼等が予約しまくったスイス、オーストリアのホテルのキャンセルとか出たら、それはそれでありがたいが。チーム指定チケットでもイングランドはダントツの売れ行きだったが、FMTにも影響を与えるであろう。おそらく、イングランドのチケットはオーバーブッキングしてるはず。ブラックマーケットを含めたチケット戦線にも大きく影響しそうである。