浦和のエスクデロが日本国籍取得ということだが・・・

意外と早かったか。それとも、なにか見えない力でも働いたのか。申請からたったの四ヶ月での日本国籍承認。最近、日本国籍選択や帰化するスポーツ選手が多いが、すでに珍しい、新しいといった印象はない。ただ、サッカーの場合、過去を振り返っても、なにかの大会や予選直前といった節目での国籍選択帰化が多いのは気のせいか。

U―20代表に、北京五輪代表に「秘密兵器」の誕生だ。アルゼンチンとスペインの二重国籍だった浦和FWセルヒオ・エスクデロ(18)が11日、日本国籍を取得した。2月13日の申請から約4カ月で認可されたもので、日本名及び登録名は「エスクデロ セルヒオ」。30日開幕のU―20W杯(カナダ)や、8月に始まる五輪最終予選に出場できる可能性が出てきた。

とりあえず、浦和としては、外国人枠を考えずに彼を起用できる。その一方で、浦和はこれまでも三都主闘莉王帰化選手を所有し、スタメンのGK以外の半分は外国人(元外国人)になりがちだ。これまた、批判の的にもなりかねないが、そういったアーセナルのような外国人部隊のクラブがJリーグにひとつふたつあってもいいのではとも思うが、やはり、反則といわれても仕方が無いのかもしれない。とにかく、(浦和にとって)ACL、A3と連戦の多い中、起用の選択肢が増えてくれたのは大いにありがたいことである。いつまでも岡野を使い続けても、さすがに彼も年齢だから労わらないと。

ただ、エスクデロの場合、日本人になれたからすぐに代表に優遇される環境でもなさそうだ。すでにU―20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)の予備登録は終了。もし、試合に出てない彼が選ばれるのならば、(試合感がないという理由で見送られている)伊藤翔も選ばれないとおかしい。タイプ的には今のFW陣にはいないタイプで、しいていうなら森本か森嶋よりか。重戦車型である。もちろん、U―20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)の大会期間中は、ドイツのジーコのような頭打ちにならないためにも、伸びシロ、ジョーカー、余白は欲しいところである。その一方で、実際に使えるかはイチかバチかのギャンブルでしかないのも事実である。U―20の吉田監督がどのようなジャッジを下すか注目である。

さて、名前は漢字読みにしないようだが、エスクデロを無理やり漢字にすると?
江須玖出路?


*文章に訂正を入れました。