10-11UEFAチャンピオンズリーグのベスト4が出揃ったが… <二人の日本人>

      
   
    
10-11UEFAチャンピオンズリーグのベスト4が出揃ったが、ロンドンの2クラブはここで消えた。マンチェスター・ユナイテッドレアル・マドリードバルセロナの本命の3つに、シャルケの伏兵ひとつという、残り方としてはベタなベスト4だが、わたしは、伏兵のシャルケがファイナル進出するものと見ている。たしかに、シャルケは、インテルの自滅によるベスト4であるが、彼らにはアノマリーがある。そう、先日の記事でも書いてるが、決勝開催国のクラブがファイナルに来ないというジンクス、アノマリーがあり、その定説が崩れなければ、片方の山は、シャルケがファイナルに来ることになる。ただ、前述したロンドンの2クラブの敗退で、そのアノマリーが解消された可能性もある。ちなみに、シャルケは、来季のCL出場は(CLを優勝しない限り)ない。今回限りの大チャンスである。

ちなみに、シャルケの内田は、日本人初のUEFAチャンピオンズリーグの決勝の舞台に立つばかりか、アジア人初のUEFAチャンピオンズリーグ優勝のピッチに立つチャンスを手中にする。こればかりは、実力のみならず、タイミングや運もあるが、そういう意味で、内田は、日本人の誰よりも恵まれた環境に居るといえよう。ただし、その(急激な成長を果たせるはずの)環境を大いに生かしてるというかというと、そうでもない。ミスは減り、成長はしてるが、普通だ。ゆえに、惜しいというか、もったいない。こればかりは、本人の精神面がさらにオトナにならないと難しい。(これは、柏木や平山にも言えること)。

また、これで、内田が最高の選手という見解は持たないようにしたい。特に、(怪我人などが出て)ライバルを蹴落として掴んだレギュラーでもなく、静止した一対一からの仕掛け勝負が得意ではなく、良いタイミングでのパスが来ないと、真価を発揮できないなどの条件もある。今のところ、相手から見て、危険な選手というわけでもないし、世界的に不作なSBという追い風もある。もちろん、クラブとしての結果は賛美するが、彼については、彼の実力に相応した評価をすればいいだけだ。

気をつけたいのは、日本のメディアが過剰に賛美するように、UEFAチャンピオンズリーグというブランド名と内田を混同しないことだ。それが内田の過剰評価、こちらの安心感になる方が、(今後の彼の成長を考えると)怖い。それだけでなく、彼自身、中田英寿や本田圭祐のように主体性が強いわけでなく、むしろ、周辺のアシストや外部環境がないと、成長できないのだから、UEFAチャンピオンズリーグのブランドに飲み込まれてしまうのは歓迎しない。個人的には、UEFAチャンピオンズリーグ優勝のピッチに立つ初の日本人になって欲しい。(もっというと、朴智星には負けて欲しくない。)。

逆に、これが長友だと、話は別物になる。彼も(センスや読みの部分などで)細かな課題はあるが、果敢なチャレンするプレーから、彼の成長したい意欲は強く感じられる。今は、レンタルの身だが、インテルに買ってもらえるよう、残りのシーズンを怪我なく過ごせればいいであろう。


さて、準決勝では、クラシコが実現するが、やはり、このカードは、ファイナルで実現して欲しかった。目先、短い期間に4試合もやるクラシコは、回数より、中身である。出来れば、CLの2ndレグですごい展開を期待したいが、意外と、あっさり、一方向へ傾くと、そのままワンサイドに持っていかれる展開もあろう。

過去の対戦のアノマリーからすると、ドイツ勢(レバークーゼン)対レアル・マドリードの再来となる、シャルケレアル・マドリードか、一昨年の決勝カードのバルセロナマンチェスター・ユナイテッドのカードか。そのたすきの逆に目が向くと、レアル・マドリードマンチェスター・ユナイテッドバルセロナシャルケになるが、まあ、いずれにしても、どのカードの組み合わせになっても、問題はない。


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