サッカー日本代表が発表されたが…

     
  
    
今、名古屋以西の人が、関東に来たら、街並みの薄暗さに驚くのではないだろうか。おそらく、ナイターや夜間興行など、出来る雰囲気でないのは肌感覚でわかるはずだ。すでに、動物園、テーマパークは休園している。そして、デパートやスーパー、映画館は夕方までの営業。これは、ある種、部分的な欧州型へシフトともいえる。たとえば、スペインなどは、マドリードバルセロナなどの大都市以外の都市では、朝、10:00から13:00まで店や銀行が開き、14:00からシエスタ、18:00くらいから、バルなどの飲食店が再開する程度。実に、ノンビリしており、24時間至れり尽くせりのサービスは展開していない。

計画停電のない都内の繁華街を歩いていると、看板の電気を消して(節電を配慮してる)店があったり、かたや、煌々と灯している店があったりと、それぞれ店の意識の差が垣間見える。もちろん、どうしても明かりが必要なところは点けて当然だが、看板など(消してる店がほとんどだが)灯しているのを見ると、首を傾げる。火力発電所の起動まで、この計画停電は続くのであり、このあたりは、店のモラルが伺える。

さて、予定されていたサッカー日本代表の親善試合は、中止になり、長居に移されて、形を変えて慈善試合を行う。これも、今の趨勢では、自然の流れともいえる。そのサッカー日本代表が発表された。あくまでチャリティマッチのメンバーであり、アジアカップ優勝の、お披露目の色合いも含んだ人選になっているが、一応、代表監督が選んだという最低線は守られている。対戦相手のJリーグ選抜の方も、どのような布陣になるかわからないが、カズなど選ばれないだろうか。また、五輪の親善試合と被ってるため、宇佐美、永井、米本はあちらへ。ただし、金崎はどちらにも選ばれいない。

各ポジションごとに見てみる。


■GK
1  川島 永嗣 185cm 80kg リールセ
23 東口 順昭 184cm 78kg 新潟
21 西川 周作 183cm 81kg 広島
五輪の権田の代わりに、東口が選出。


■DF
3  岩政 大樹 187cm 85kg 鹿島
15 今野 泰幸 178cm 73kg F東京
25 栗原 勇蔵 184cm 80kg 横浜
2  伊野波 雅彦 179cm 73kg 鹿島
12 森脇 良太 177cm 75kg 広島
5  長友 佑都 170cm 68kg インテル・ミラノ
4  槙野 智章 182cm 75kg ケルン
6  内田 篤人 176cm 67kg シャルケ04
2  吉田 麻也 189cm 80kg VVVフェンロ
中沢、闘莉王が選ばれていないあたり、なにか意図を感じる。そして、海外組がこのDFに複数居るのも、珍しくなくなってきている。栗原の再選出は、個人的には意外であるとともに、ある意味、彼が岡田選抜の弊害を受けた一人であろう。(重用されなかったということ)。吉田麻也との競争になる。その吉田麻也も、CBで同世代付近の競争相手が居ないというネックがあり、ちょうどいいのかもしれない。森脇の選出は、アジアカップでの目に見えない大きな貢献度なのか、本気なのかわからないが、安田理大が選ばれていないあたりは、海外組だから選ぶ…、ということではない。今野をCBやSBで使うのは、本職を本職として使わない宮本の系譜だ。別の例に喩えると、浦和のCB山田と本質は似ている。その分、最終ラインが本職の槙野が軸として計算できるといいのだが。


■MF
7  遠藤 保仁 178cm 75kg G大阪
20 阿部 勇樹 177cm 77kg レスター・シティ
17 長谷部 誠 177cm 65kg ヴォルフスブルク
24 本田 拓也 177cm 73kg 鹿島
13 細貝 萌  176cm 69kg アウクスブルク
16 柏木 陽介 175cm 72kg 浦和
中村憲剛は選ばれなかった。稲本も。明確に外したとも取れるが、今回は、阿部が選ばれたというところ。ベテラン枠は小さくなっている。本田拓と細貝の被る部分がありながら、さらに、阿部が入り、保険が増した印象。ほぼバランサーで底固めされている。その分、攻撃はFW陣に委ねられる。個人的に、選ばれて嬉しくも、意外なのが、柏木。ポスト遠藤とするには、タイプが違いすぎる。攻撃的なMFで中村憲剛が選ばれない以上、選出された6名の中では、遊撃手は柏木しかいない。しかし、柏木に背番号16は似合わない。遠藤がいつまで使われるかだが、年齢だけで一概に言えない分、使えるまで使うのであろう。


■FW
8  松井 大輔 175cm 64kg グルノーブル
11 前田 遼一 183cm 80kg 磐田
14 藤本 淳吾 173cm 69kg 名古屋
19 李 忠成   182cm 73kg 広島
9  岡崎 慎司 174cm 76kg シュツットガルト
10 家長 昭博 173cm 70kg マジョルカ
18 本田 圭佑 182cm 76kg CSKAモスクワ
26 乾 貴士   169cm 59kg C大阪
FW登録だが、4-2-3-1の3-1の部分で、多く選出されている。選ばれても不思議はないのだが、個人的に意外なのが、松井と家長昭博の選出。松井が代表で必要とされるのは、五輪組参入までであろう。家長昭博は、代表で使うなら、攻撃のみになり、スタメンでは使いにくい。家長をスタメンで使うなら、軸として、本田圭祐との競争になる。しかし、家長に背番号10だが、先物買いであれば、普通のこと。乾の選出は、香川真司の代役か。アジアカップ不発の藤本は、前田同様、あいかわらず不動の評価で、実績、能力で買われて選出。



今回の代表で、2014年まで(年齢も考慮して)軸として計算が立ちそうなのは、(かなり厳しめに見て)長友祐都、今野、長谷部、本田圭祐、香川真司くらいか。あとは、過酷な競争である。既視感は強いものの、正直、ここに権田、村松、酒井、実藤、宇佐美、金崎、米本、宮市、大迫、永井などの五輪組が入ったら、彼らの伸び代を考慮すると、既視感の三分の一から、多いと半分近くは消えるのではないだろうか。いずれにせよ、ギャップダウンを伴う世代交代か、そうでないかがかなりキーになる。



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