来週から代表週間だが、ナビスコ決勝は、川崎とどこですか?

      
   
     
今年は、すでに日本のクラブには、ACLがない。よって、今の時期、過密日程を強いられるクラブは、去年よりは少ない。そんな中、ACL出場組の広島が、ナビスコの準決勝に残っている。以前の記事で、ナビスコの決勝は川崎と清で鉄板だと書いたが、特に、代表召集前に闘う1stレグの内容に注目していた。川崎、清水ともアウェイであり、アウェイゴールが鍵だったが、しっかり取って帰ってこれたのはまずまず。川崎は、勝利した為、決勝の確度がかなり高い。

2ndレグへの展望を見てみよう。


■磐田 0-1 川崎

磐田は、アウェイゴールを取られてのホーム敗戦は、正直、厳しい。2ndレグは、前田、駒野を代表に取られ、川崎は、中村憲が抜けても、VJなどが居る。黒津も代表には召集されていない。ほぼ、磐田の事実上の終焉だが、それでも、脈を模索するとなると、まず、アウェイゴールの2点を取ればいいと考えられるかだ。2点以上取って、勝てば、おのずと磐田の勝ちぬけになる。ただ、そういった乱打戦は、むしろ、川崎の方が十八番である。また、等々力で川崎に勝つのは容易ではない。延長になれば、なおさらだ。リーグ戦でも、川崎は、神戸相手に練習試合のようなパフォーマンスで、好調を維持。ここから、磐田が巻き返すとなると、奇跡以外にないような気がするが、周囲がそう考えれば、逆の目もあるか。ただ、川崎は、今年、タイトルを獲らないと。ラストチャンスだ。

■広島 2-1 清水

清水は、岡崎、本田、藤本がいないが、広島も、佐藤、西川、槙野がいない。代表招集、怪我などで、ベストが組めない者同士。枝村の取ったアウェイゴールがどう作用するかであるが、実際、アウェイゴールを取った清水は、最低限の結果。次、勝たねばならないが、1-0でいい。リーグ戦がやや差し込まれた状態にあるが、峠は越した。ここでガス抜きになればというところ。広島は、結果を考えずに、90分で2点取ればセーフティの計算だが、下手に引き分けようとか、変に色気を出さないことである。佐藤の代役を果たしている李が好調なのが材料だが、広島があれこれ考えると、大敗もありえる。


なんの根拠もないが、川崎は、初タイトルを取れば、今年は天皇杯まで取るような予感。そして、ACLは、名古屋、鹿島、G大阪、川崎の4布陣で収まるのが、(今年、ACLで蚊帳の外の)日本勢にとってはいいのかもしれない。

冒頭でも述べたACLだが、韓国勢もベスト8に、4クラブ全て出揃ったものの、同士討ちもあり、ベスト4には、1クラブしか残れなかった。今年は、中東3クラブの東アジア1クラブのベスト4になり、これが、豪含む東アジア優勢の流れが転換し、代表にも波及しなければいいのだが。来週からは、フル代表、アンダーともに代表週間となる。特に、U-19の結果は、未来を占うであろう。



【こちらの常連・古参でない、通りすがりの方へ】
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