J・LEAGUE★第12節 <ワールドカップによる前半ブレイク突入>

      
     
 
ワールドカップへ向けての長い中断ブレイクに入る。次、Jリーグが再開しているとき、日本は、どのような雰囲気になっているのだろうか。果たして、どのように空気が変わっているのだろうか。盛り上がっているのだろうか。喪中のようになっているのだろうか。また、シーズン再開後は、海外移籍する選手も出て、多少の戦力差が生まれるかもしれない。

首位ターンの清水は、まずまず、泳ぎきったという印象。もし、ブレイクが無ければ、次か次の節くらいから、目先の短期的な下降を描いていたかもしれないが、ここでのブレイクは歓迎というところ。もともと夏クラブのため、勝ち点25の首位は、目には見えない大きな貯金といえよう。開幕スタートに失敗した新潟は、4連勝で、すっかり出遅れを取り返した。しかし、せっかくエンジンがかかってきたところでのブレイク突入は、あまり歓迎しないであろう。鹿島は虎視眈々。いつでも動ける位置に居る。

浦和は、当ブログで書いてきたように、予定通り、勝ち点20。直近の死の5マッチ(川崎、磐田、清水、名古屋、横浜)を2勝3敗だったが、1分4敗にならなかっただけ、上出来である。あとは、いかに勝ち試合を拾い、落とさないかである。

今季の中位以下は、混戦。降格圏の拡大化が広がっている。今のところ、大宮が一番危ないかもしれない。仙台、山形も、貯金の稼げる時に稼いでおかないと。神戸は調子戻し待ち。湘南は貫くしかない。


では、第12節の短評を。

1  清水 勝てた試合だった。取りこぼしの範疇に。
2  名古屋 ホーム大敗といっていいが、すこし、切れちゃったか。
3  鹿島 快勝。負けてはいけない試合では負けない。
4  浦和 容もなく、勝ち点20でこの位置は、出来すぎ。
5  川崎 覇気がないか。ゲームが片方に振れるとそのまま持っていかれる。
6  横浜 予定通りの連勝ならず。
7  新潟 4連勝。ブレイクではなく、もっと試合をしたいはず。
8  C大阪 香川が気をはいていた。
9  広島 やや下降気味の試合内容、ブレイク突入で再整備。よく乗り切った。
10 磐田 ジウ復活。強敵相手に勝ち点。上田中心にシフトすれば。
11 G大阪 逆転で、なんとか勝ちきる。上位を狙える位置取りに入るが
12 東京 負けなかった。長友は、あれを南アフリカで決めろ!
13 山形 先制するも、逆転負け。
14 仙台 FK一発で、あとは凌ぐ。
15 神戸 最後まで流れをつかめず。仕切りなおし。
16 大宮 なんとなくフットボールしている印象。
17 京都 宮吉ゴール。悪くはないのだが、運動量、ゲーム運び次第。
18 湘南 先制したが、逆転負け。



さて、今季のJリーグは、すでにACLが関係なくなり、秋以降のACL組の負担は無くなった。消化試合数が一試合少ないのも、メンタルには有利だ。ACLを戦う戦力でリーグに臨むため、上位がタフな展開になっていくであろう。開幕前に挙げた清水、横浜はじめ、鹿島、名古屋、川崎が順当に優勝争いをしてくるが、出遅れの大阪が、いかに立て直してくるのか、それとも、このままゴタゴタのままなのか。3勝5分3敗の+3という勝敗は、悪い数字ではない。ブレイク開けは、万博で和戦である。