J・LEAGUE★第5節 <今年は団子ではない?>

       
      

例年、団子状態になるJリーグだが、今季は、五節を終えた段階で、かなりバラツキが出ている。とはいえ、強いチームが上にすべていて、弱小が下にいるという状態ではない。目立つのは、G大阪だが、この位置は、やや予想外である。ルーカス復帰とペドロの処遇とお家事情があるとはいえ、外国人アタッカー不在になると、ここまで押しが来るのかというところ。とはいえ、このままということはない。また、前半ブレイクまで半分を消化したに過ぎない。

清水が舳先を捉えに行っているため、鹿島の独走にはなっていない。その鹿島も、今季、初黒星を喫した。今のところ、無敗は清水のみになった。その清水が序盤の大一番&天王山である横浜とのアウェイに勝ったのは大きい。比較的、個の能力で取っていた得点が、チームで取れるようになったのが、大きなポイントである。岡崎の2ゴールなど、チームの仕掛けによるゴールであり、(誤解を招かないように言うと)わたしには、岡崎の「ごっつぁん」ゴールにさえ映る。DFに主力が不在とはいえ、全員の守備意識も高く、不運、セット以外ではそうそうやられはしないであろう。欲を言うと、大前がもっとレギュラーにプレッシャーをかけられたら、理想といえる。

浦和については、2節から5節までは、組みやすい相手が揃い、勝ち点を稼ぐならここしかないと、年初の展望でも書いた。結果は、まずまず想定内。ただし、次の新潟戦を最後に、7節から11節は、横浜、川崎、東海3クラブとの厳しい日程のヤマがあり、ここをどう踏ん張るかで、今シーズンの浦和の命運が決まる。おそらく、今のままでは、勝ち点は伸びないであろう。ここから一つも勝てなくなっても不思議は無いが、おそらく、上手く行っても、勝ち点2から3か。とにかく、他力、だましだましで誤魔化すしかない。逆に、ここで勝ち点を稼げるようだと、浮上のカタパルトになる可能性もある。


さて、第五節の短評を。

1 清水 チームとして相手を崩せる姿を継続できれば。
2 鹿島 マルキーニョス退場が痛かった。しかも宮スタ。
3 仙台 金星とはいわせない?上出来の位置。
4 浦和 零封出来ないあたり甘い。達也の仕掛け&阿部は奮闘してるが、柏木は消化不良中。
5 川崎 先制後、受けたが、今は、勝てばいい状態。そういう意味でいい位置に。
6 名古屋 ブルザノビッチ。すごい!!。以上。
7 横浜 PK失敗が無ければ。負けたが、悲観材料なし。このまま、このまま。
8 広島 アデレードから山形へ。ACLの負荷がここに来て・・・。 
9 東京 先制されて、目覚めたが、運がなかった。
10 京都 連勝ストップ。ディエゴ頼みのまま行くしかない。
11 C大阪 香川、好調キープ。家長→播戸の元ガンバコンビも魅せた。 
12 山形 今季、初勝利。何度か外していた田代が決めた。
13 大宮 押していたし、良かったが、結果がついてこなかった。
13 神戸 空気で負けた?。相手が悪かったというしかない。
15 磐田 乱打戦を制す。とりあえず、風向きを変えたい一勝。
16 湘南 失点はセットプレーのみ。埼スタの予習としては悪くは無い。
17 G大阪 平井が返すものの、最後、突き放された。
18 新潟 運がない。悪くはない。いつ、ホームで久々勝利なるのだろうか。


得点は、外国人過多ではなく、日本人でも、点を取る人が、しっかり点を取っている印象。