世界的に有名な日本人って…

    

       
まもなく、五輪の開催が決定するが、日本は、あまり、盛り上がってないようだ。すでに、東京の敗退を折り込みに行ってるとも。

今週末に五輪の開催地決定が下されるが、その最終プレゼンでは、インパクトが重要になる。どれだけ事前にすごいインフラ・内容をアピールしようが、最終的には、熱意とサプライズ・インパクトである。これまでの招致活動の戦いなど20%ほどで、ほぼ、この最終プレゼンで決まる。もちろん、各開催都市のロビー活動も大きく影響する。最終プレゼン、ロビー活動すべてにおいて、日本は下手糞といえよう。エコ、環境などをアピールしたところで、IOCはなんの感銘も受けない。「ああそうですか。すばらしい志ですね。がんばってください」で終わる。戦い方で、すでに日本はコケているのだ。そして、最終プレゼンでも、目新しさも驚きも隠し玉もなく、事務的に終わるであろう。

アメリカなどは、やはり、このあたりで実力を発揮するはず。オバマ大統領夫人が最終プレゼンに来る予定だが、実際は、オバマ大統領本人が登場し、急がし中、駆けつけたという大きなインパクトを与えるであろう。世界的な有名人も豊富だ。今回はマイケル・ジョンソンを起用する予定だが、スポーツ選手、ハリウッド俳優など、世界的な有名人には事欠かないのがアメリカである。そういった見せるショーは、アメリカが一番得意としている。

リオも、そういう意味では、実直に、お祭り好きを背景に、ペレなどが登場し、アピールは上手そうだ。凶悪の治安やホテル不足など最悪のきわみの部分で、IOC委員のリスク許容量をどこまで減らせるかに掛かってくる。スペインはサマランチなどのスペイン系人脈のロビー活動次第というところ。欧州での二大会連続開催という壁が立ちはだかる。

この最終プレゼンが一番下手に終わるのは、おそらく日本であろう。アピールが下手で、世界的な有名人も少ない。今、世界に通用する名前といえば、故クロサワ、オノ・ヨーコ、サカモトリュウイチ、ムラカミハルキくらいであろう。個人というより、組織体で言うところのソニーTOYOTAの方が絶対的に有名だし、下手をすると、ポケモンキャプテン翼ジブリ作品(ミヤサキハヤオ)の方が有名かもしれない。

日本は、ノーベル賞受賞者は多数出しているものの、芸能・スポーツでのワールドワイドな名前は、以外にも小粒であることに気づかされる。イチローとて、野球圏での知名度であり、英国圏でのF1の佐藤琢磨知名度と同じくらいだ。まだ、相撲の力士の方がいいかもしれない。

とにかく、世界的な有名人の居ない日本は環境などとアピールしたところで、日本の自己満足でしかなく、何の決め手にはならないばかりか、日本一人で浮いてる・孤立しているようにすら思える。

わたしの個人的な予想は、後日、詳しく書くが、以下。シカゴ、リオの 「保守対挑戦」 の一騎打ちの戦いに。わたしは、80%リオになると読んでいる。

◎シカゴ
○リオ
  日本

しかし、アメリカは、84年ロス、96年アトランタとやっていて、今回、シカゴになると、やりすぎのような感もある。おまけに02年には冬季ソルトレイクもやっている。