ようやく出揃った16強・UEFAチャンピオンズリーグ2008-2009

  

UEFAチャンピオンズリーグ2008-2009の16強がようやく出揃った。最終的には伏兵らしい伏兵は多くはなく、波乱なく順当に。とはいえ、グループリーグが終了したというより、ようやく予備予選が済んだような印象もなくはない。アーセナルが二位で通過したのはどう出るか。潰しあいのビッグカード、たとえばバルセロナアーセナルの実現はあるのだろうか。また、リヨンも2位通過のため、いきなり彼等と当たりたくないクラブもあるだろう。ウエルカムはパナシナイコスか。これは(運だけはやたら強い)マンチェスター・ユナイテッドが引きそうだ。

決勝トーナメントが進めば、最近の流れや傾向から、準々決勝、準決勝で腐れ縁のようなカード実現も想定できる。マンチェスター・ユナイテッド対ローマ、チェルシーバルセロナリバプールチェルシー、もちろん、チェルシーマンチェスター・ユナイテッドと、何故かチェルシー絡みが目立つ。(もちろん、他に探せばあるであろう)

イングランド4強】
チェルシーイングランド
リバプールイングランド
アーセナルイングランド
マンチェスター・ユナイテッドイングランド

【スペイン4強】
レアル・マドリード(スペイン)
バルセロナ(スペイン)
アトレチコ・マドリード(スペイン)
ビジャレアル(スペイン)

【スペイン3強】
インテル・ミラノ(イタリア)
ローマ(イタリア)
ユベントス(イタリア)

【その他】
ポルトポルトガル
スポルティング・リスボンポルトガル
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
リヨン(フランス)
パナシナイコスギリシャ


今年は、お決まりのイングランドのカルテット(4強)に加え、スペインのカルテットまで新たに形成した。スペインの場合は、常連のバレンシアが不出場でのものだから、(強いかどうかはさておき)評価されていいだろう。イタリアも、ミランが出ていたらカルテットが出来ていたはず(もったいない)。ポルトガルからも2クラブが勝ち進んだ。オランダがひとつもいないのが寂しい。フランスは、唯一、リヨンが牙城を守る。ドイツも似たようなものでバイエルンの1強状態。

とりあえず、カルテッド2つにイタリアの3強という3ヶ国の塊があれば、ダービーの実現の可能性は大いに増す。実現するとなると、イタリア・ダービー、(ロンドン)ダービー、クラシコ、(マドリード)ダービーなどになる。ミラノダービーがないのが残念。

また、今季の決勝の地は、ローマのオリンピコだけに、ローマも力の入れようは違うであろう。いずれにしても、どの組み合わせになっても、決勝カードは、それなりに注目できる対戦カードになるであろう。(なるかどうかはさておき)一番実現してほしくない決勝カードはスポルティング・リスボンパナシナイコス



*とりあえず、今夜の磐田対仙台のほうがCWCより(ガチ度で)面白いはず。