AFCチャンピオンズリーグ2008が開幕
さて、2008年のAFCチャンピオンズリーグが開幕した。今年は日本から浦和、大阪、鹿島が参加するが、大阪、鹿島は共にグループリーグからの参加。去年、浦和も川崎も突破しただけに、もう(現行のACLにおいて)予選敗退は許されないという見えないプレッシャーはあるだろう。
前回王者の浦和は決勝Tからの参加だが、この前回優勝国の優遇は廃止した方がいいかもしれない。翌年の出場権だけは与え、グループリーグからの参加の方が、(参加が32クラブになり)ノーマルである。おそらく、このレギュレーションは、金満・中東からの横槍の名残ではないだろうか。
また、毎年、かならず大敗するクラブが東南アジアから一つ二つ出てくるのだが、実力差があまりにもありすぎて、正直、こういった大敗するクラブは予備予選を設けて、そこで振るいをかけてもらいたい。でなければ、枠の無駄であり、アジア全体のレベルアップにもつながらない。たとえば、日本からは清水、韓国から城南、中国から上海、オーストラリアからシドニーFCが参加した方が、まだ、良いのではないか。クラブのアジア王者を決める大会は、アジアカップウィナーズ、アジアクラブ選手権、アジアスーパーカップと、ACL設立前から存在しているが、まだまだ、大会方式のレギュレーションに甘さがある。
そのAFCチャンピオンズリーグ2008の第一節の結果を以下に。
■グループA■
①アル・イテハド(シリア) 1勝0敗0分 勝ち点3
②アル・イテハドFC(サウジアラビア) 1勝0敗0分 勝ち点3
③クルフチ(ウズベキスタン) 0勝1敗0分 勝ち点0
④フォーラド・モバラケ・セパハン(イラン) 0勝1敗0分 勝ち点0
フォーラド・モバラケ・セパハン 0-2 アル・イテハド
アル・イッティハドFC 1-0 クルフチ
同じ名前のクラブが双方強い。サウジアラビアは元ACL王者。セパハンは敗戦スタート①アル・イテハド(シリア) 1勝0敗0分 勝ち点3
②アル・イテハドFC(サウジアラビア) 1勝0敗0分 勝ち点3
③クルフチ(ウズベキスタン) 0勝1敗0分 勝ち点0
④フォーラド・モバラケ・セパハン(イラン) 0勝1敗0分 勝ち点0
フォーラド・モバラケ・セパハン 0-2 アル・イテハド
アル・イッティハドFC 1-0 クルフチ
■グループB■
①アル・クワ・アル・ジャウィヤ(イラク) 1勝0敗0分 勝ち点3
②アル・クウェートスポーツクラブ(クウェート) 0勝0敗1分 勝ち点1
③サイパ(イラン) 0勝0敗1分 勝ち点1
④アル・ワスルスポーツクラブ(UAE) 0勝1敗0分 勝ち点0
アル・ワスルスポーツクラブ 0-1 アル・クワ・アル・ジャウィヤ
アル・クウェートスポーツクラブ 1-1 サイパ
ともにアウェイチームが健闘。混戦の予感が。①アル・クワ・アル・ジャウィヤ(イラク) 1勝0敗0分 勝ち点3
②アル・クウェートスポーツクラブ(クウェート) 0勝0敗1分 勝ち点1
③サイパ(イラン) 0勝0敗1分 勝ち点1
④アル・ワスルスポーツクラブ(UAE) 0勝1敗0分 勝ち点0
アル・ワスルスポーツクラブ 0-1 アル・クワ・アル・ジャウィヤ
アル・クウェートスポーツクラブ 1-1 サイパ
■グループC■
①アル・カラマ(シリア) 1勝0敗0分 勝ち点3
②アル・サッドスポーツクラブ(カタール) 1勝0敗0分 勝ち点3
③アル・アーリ(サウジアラビア) 0勝1敗0分 勝ち点0
④アル・ワハダ(UAE) 0勝1敗0分 勝ち点0
アル・サッドスポーツクラブ 2-1 アル・アーリ
アル・カラマ 4-1 アル・ワハダ
アル・カラマが頭ひとつ抜けているか。①アル・カラマ(シリア) 1勝0敗0分 勝ち点3
②アル・サッドスポーツクラブ(カタール) 1勝0敗0分 勝ち点3
③アル・アーリ(サウジアラビア) 0勝1敗0分 勝ち点0
④アル・ワハダ(UAE) 0勝1敗0分 勝ち点0
アル・サッドスポーツクラブ 2-1 アル・アーリ
アル・カラマ 4-1 アル・ワハダ
■グループD■
①アル・カドシャ(クウェート) 1勝0敗0分 勝ち点3
②アル・ガラファ(カタール) 0勝0敗1分 勝ち点1
③アルビル(イラク) 0勝0敗1分 勝ち点1
④パクタコール(ウズベキスタン) 0勝1敗0分 勝ち点0
パクタコール 0-1 アル・カドシャ
アルビル 1-1 アル・ガラファ
特にコメントなし①アル・カドシャ(クウェート) 1勝0敗0分 勝ち点3
②アル・ガラファ(カタール) 0勝0敗1分 勝ち点1
③アルビル(イラク) 0勝0敗1分 勝ち点1
④パクタコール(ウズベキスタン) 0勝1敗0分 勝ち点0
パクタコール 0-1 アル・カドシャ
アルビル 1-1 アル・ガラファ
■グループE■
①アデレード・ユナイテッド(オーストラリア) 1勝0敗0分 勝ち点3
②長春ヤタイ(中国) 1勝0敗0分 勝ち点3
③ビン・ドゥオン(ベトナム) 0勝1敗0分 勝ち点0
④浦項スティーラーズ(韓国) 0勝1敗0分 勝ち点0
長春ヤタイ 2-1 ビン・ドゥオン
浦項スティーラーズ 0-2 アデレード・ユナイテッド
ホームの浦項スティーラーズが敗れ、厳しい立場に。出来れば、ここでご退場願いたい。①アデレード・ユナイテッド(オーストラリア) 1勝0敗0分 勝ち点3
②長春ヤタイ(中国) 1勝0敗0分 勝ち点3
③ビン・ドゥオン(ベトナム) 0勝1敗0分 勝ち点0
④浦項スティーラーズ(韓国) 0勝1敗0分 勝ち点0
長春ヤタイ 2-1 ビン・ドゥオン
浦項スティーラーズ 0-2 アデレード・ユナイテッド
ここの組はビン・ドゥオンを除き、混戦の展開に。
■グループF■
①鹿島(日本) 1勝0敗0分 勝ち点3
②北京国安FC(中国) 1勝0敗0分 勝ち点3
③ナムディン(ベトナム) 0勝1敗0分 勝ち点0
④クルンタイバンク(タイ) 0勝1敗0分 勝ち点0
クルンタイバンク 1-9 鹿島
ナムディン 1-3 北京国安FC
鹿島と北京国安の2強対決が鮮明に。鹿島から1点取ったクルンタイバンクは、それだけですごいといえる。ここは鹿島が突破するであろう。他のグループと比べると、比較的、鹿島は運いていると言えるが、タイから帰国した鹿島はこのあと、札幌へ行く。全般的に、Jリーグの日程において、アウェイ帰国後のJリーグはホーム試合でやらせた方がいいのではないだろうか。①鹿島(日本) 1勝0敗0分 勝ち点3
②北京国安FC(中国) 1勝0敗0分 勝ち点3
③ナムディン(ベトナム) 0勝1敗0分 勝ち点0
④クルンタイバンク(タイ) 0勝1敗0分 勝ち点0
クルンタイバンク 1-9 鹿島
ナムディン 1-3 北京国安FC