J・LEAGUE 2008★優勝予想

いよいよ、明日からJリーグの開幕となる。

とりあえず、(強いかどうかではなく)優勝候補として格付け風に羅列してみた。あくまで、わたしの個人的な好き嫌いは省いております。優勝争いに顔を出してくるのは、序盤はCCCランクまで。夏中盤でBランクまで。秋から終盤になると、Aランクまで。鹿島と浦和の位置づけに何時間も悩み、考え抜いたが、身内には厳しくということで、あえて、こうした。(おそらく、そうじゃないだろうという意見もあるかと思うが、わたしの予想は当たりませんので、あしからず)

AAAランク  大阪
AAランク   鹿島
Aランク    浦和 川崎 清水
---
BBBランク  なし
BBランク   神戸 横浜 磐田 名古屋 
Bランク    柏 大分
---
CCCランク  新潟 F東京 千葉
CCランク   なし
Cランク    東京V
---
DDDランク  京都
DDランク   大宮 札幌 
Dランク    なし


以下、各クラブの簡単な解説。

2008年の優勝候補はAAAランクの大阪に自信の◎印。(代えのきかない)遠藤が潰れずに、シーズンを通して使えればという条件付だが、実力だけを見れば、大阪が突き抜けてる。けっして大袈裟ではなく、現在の日本代表より強いかもしれない。シーズンの日程も終盤に正念場を迎えるが、入りは良くて比較的スムーズ。唯一、死角はACLなどの絡みと、一昨年は甲府に、去年は横浜FCにそれぞれ(格下からの)取りこぼしをしている点。選手の出入りもあるので、シーズンを上手に休めるかがポイントになるだろう。個人的にはユースにいる宇佐美の途中昇格も期待したい。

次にAAランクの前年王者・鹿島。鹿島は格下から取りこぼすこともなく安定感があり、大崩はない。ただし、爆発力もないので、あくまで他クラブとの関係次第。おそらく、大阪、清水には手を焼くだろう。また、ACLは(グループリーグの)楽な相手関係を考えると乗り切れそうだ。本当のつらさは秋からで、ナビスコは捨てるしかないだろう。すでに去年の浦和を見てるので、浦和ほどの疲弊はないものと見られる。

ACL王者でAランクの浦和。浦和サポが浦和を優勝予想するのは大いにいいとして、専門家が浦和優勝を予想していたら、それは滑稽とだけ言っておこう。むしろ、今の(放出&怪我人続出の)浦和に重い印はつけられないし、つけるとしたら◎ではなく、○か△まで。あくまで浦和は監督次第であり、ポンテ不在の前半戦は山田がトップ下で仕事できるかが鍵。もし、山田がサイドで使われたら、すこし不味い。ポンテの戻り待ちより、逆に山田が軸となり、ポンテの居場所がなくなるくらいの働きをしないと、厳しいだろう。高原は開幕から数試合だけならゴールを計算できるが、全般的に前線のフォロアーに務まるのではないか。<浦和については今夜詳しくUP予定>

同じAランクでも、ACLがなく、リーグに集中できる川崎、清水。川崎はリヨン、清水はアーセナルのような存在になるかもしれない。特に代表に戦力を取られない清水は、若手が順調に伸びてきており、そろそろ本格反騰へ。ともあれ新外国人がキーになるだろう。また、清水自体がリーグを左右するキーマンになるのではないか。去年、Jリーグ幹部からさんざん苛められた川崎は優勝候補の呼び声高いが、この辺でなにかしらのタイトルが欲しいところ。浦和のようにまず、ナビスコでも獲れれば、風向きは変わるし、なにより自信になる。

BBランクの神戸 横浜 磐田 名古屋では神戸、名古屋が空席のBBBランク、その上のAランクに駆け上がる可能性を秘めている。特に神戸はチームが機能すれば、ドロ沼の連敗さえしなければ、良い位置につけられるだろう。戦力が整っている名古屋も監督次第で上にも下にも行ける。去年の(勢いだけだった)開幕連勝とはまた違った(本質の)流れになりそうだ。横浜は、中盤からの組み立てが単調にならず、むしろ、タメを利かしたり緩急を覚えると、見違えるだろう。FW次第だが、ポケットのように連敗する癖は直した方がいいかもしれない。磐田は、一からのチーム作りで試行錯誤だが、(駒野ではなく)萬代を取ったのは、フロント唯一のファインプレイかもしれない。彼と前田は怪我さえなければ、得点王には絡んでくるはず。

Bランクの柏、大分、CCCランクの新潟、F東京、千葉は実質、横一線。ただ、東京Fだけが磐田同様に一からのチーム作りのため、下手をすると降格争いをするかもしれない。(可能性は低いが)早期に形が出来れば、上位進出もある。柏、新潟はなまじ弱くなく、強烈に強いわけでもない分、モチベーションの設定を見誤ると、ガタガタときそうだ。去年を踏襲するかしかないだろう。オフに人材流出した千葉、大分は下位に予想する人も多そうだが、去年、苦しんだ分、チームの危機感は違う。両チームとも、個に依存するチームではないので、メンバーが誰になろうと、やることはかわらない強みがある。

Cランクの東京V、DDDランクの京都だが、おそらく、残留することが現実的なところだが、両チーム共にきちんと補強はしてあるので、監督次第である(特に東京Vは下手すると、監督の途中解任~ラモス再登板まであるかも)。強豪に負けても、同格以下には星を落とさないことが鍵になる。さすれば、CCランクまで上がれる。

DDランクの大宮、札幌は、それぞれ攻撃と守備に課題が散見され、そこが修復できない限り、厳しいシーズンになるだろう。大宮は、守備が去年のような堅守ならば、FWが決めさえすれば、空席のCCランクまで上がれる。



なにはともあれ、開幕前の予想している時が一番、楽しい。始まってしまえば、一喜一憂するしかないのだから。大阪、鹿島、浦和がまさかの開幕ダッシュ失敗すると、波乱の幕開けに…
とりあえず、清水の開幕ダッシュを予想しておく。