北京五輪サッカー最終予選のシード権争いは・・・
五輪二次予選は4節を終えた段階で、五輪最終予選に駒を進めたのは、いまのところ日本、韓国、サウジアラビアだけ。この時期には4,5カ国は最終予選行きを決めていると思われたが、意外と少ない。それだけ他組は熾烈の様相であるということだ。
そんな中、最終予選のシード権争いが白熱してきそうである。
まだ正式決定ではないが、最終予選のシード権のレギュレーションは以下の通り
まだ正式決定ではないが、最終予選のシード権のレギュレーションは以下の通り
おそらく、3つあるシードの内、前回アテネ五輪出場国で予選も連勝の韓国はほぼ当確。続いて、前回出場国でアジア大会準優勝のイラクが続く。シード権争いの最後の椅子は前回アテネ五輪出場国の日本とアジア大会優勝のカタールで争われるであろう。
日本はアジア大会でグループリーグ敗退しているものの、前回出場国で予選無敗であれば、おそらく、シードされるはず。もし、シードされなかったら、かなり危ない。ちなみに、前回、韓国はイラン、中国と同組になり、死のグループに入り、かなり苦しんだ。もし、日本がシードされないとなると、3組のうち、かならず死の組ができる。シードに入るかはいらないかはかなり重要で、韓国、イラクと対戦するしないとでは大きな違いがある。
もちろん、北朝鮮、カタール、イランかオーストラリアなど、シードされない国の中にも、当たりたくない国が目白押しであるが、仮に日本がシードから漏れると、『韓国、日本、オーストラリア、(カタールか北朝鮮)』になる最悪のシナリオも。シードされても、『日本、オーストラリア、北朝鮮、サウジアラビア』と厳しい可能性もあるが、『日本、レバノン、UAE、シリア』という組になる可能性もある。
くれぐれも、最終予選は各組1位に出場権が与えられ、2位も出場できるわけではない。1位のみ。
どこの国であれ、1位になるのは、かなり難しい。
おそらく、オシムのフル代表を用いても、突破は難しいといえる。
どこの国であれ、1位になるのは、かなり難しい。
おそらく、オシムのフル代表を用いても、突破は難しいといえる。
二次予選、各グループの成績は以下。グループA、C、Dが混戦に。
★印は最終予選進出国。
準死の組。3強で1強が消える。前回、日本に勝たせなかったバーレーンも予断ならぬが、できれば、ここでご退場願いたい。
■グループB
①日本★ 勝ち点12
②シリア 勝ち点6
③マレーシア 勝ち点3
④香港 勝ち点3
日本は勝ちぬけ決定。シリアは残りの2試合を2引き分けでもOK。ここはもはや一次予選並のぬるさ。①日本★ 勝ち点12
②シリア 勝ち点6
③マレーシア 勝ち点3
④香港 勝ち点3
熾烈。ここだけ最終予選をやっている。サウジアラビア、イラン、オーストラリアがそのまま北京五輪出場国になってもおかしくないレベルなのだが。イラン、オーストラリアのいずれかがここで脱落するのは、他国にとっては朗報。
黄金世代を迎える韓国が抜けて、あとはウズベキ、UAEだが、韓国とは最終予選ではぶつかりたくない。