<展望> UEFAチャンピオンズリーグ 準々決勝

ようやく、今夜からUEFAチャンピオンズリーグの準々決勝が行われる。
英国勢が2クラブほど必ずベスト4へ行くものと勝手に予測しているが、それがどこになるかはわからない。ひょっとすると、残った3クラブとも勝ち上がるかもしれない。ただ、ホームを先にやるか後にやるかで勝ちあがるクラブも大きく偏ってきそうである。仮に準決勝でローマ対ミランになると、すこし荒れ模様にも。


ACミラン 対 バイエルンミュンヘン

バイエルンミュンヘンとしては、勝敗に関わらずアウェイゴールが欲しいところか。
上へ行けば行くほど(ロートル軍団)ミランの経験やノウハウが活きてくるだけに、ミランが1-0で先勝するようだと、このステージはミランのペースになる。ただ、ミランも決して好調とはいえず、太った助っ人も出場できない。バイエルンミュンヘンもスタメンの台所事情が思わしくなく、おそらく、1stレグの90分は引き分けになるかと。

PSV 対 リバプール

ここは1stレグでほぼ勝敗は決まるであろう。やはり、一昨年、リバプールが王者になっている経験と自信は大きい。リバプールとしては、あまり小細工はせず、ストレートにここを勝って、一気にこのステージを有利に進めたいところであろう。おそらく、PSVが勝つのは難しいが、2-1でどちらかに決まるか、スコアレスドローかと。試合内容はすこしぴりぴりするかもしれない。イエローが乱れ飛ぶ可能性も・・・。

ローマ 対 マンチェスターユナイテッド

マンチェスターユナイテッドとしては、すこしやりにくい相手かもしれないが、アウェイで勝てない相手ではない。ただし、ローマの狡猾な術中に嵌って攻めあぐねると、すこし危険か。とにかく、1-1の引き分けで折り返せれば、十分であろう。おそらく1stレグはマンチェスターユナイテッドが勝つもしくは最低でも引き分けるものとみている。ローマは強豪リヨンを退け、初の準々決勝の舞台を気負わずに望めるかがポイントになる。お互いイージーミスが命取りになるのでは。

チェルシー 対 バレンシア

このステージでの注目カードであろう。チェルシーが先にホームというのが大きな鍵になりそうだ。ようするに、アウェイゴールがそのまま勝敗を分けそうな含みがありそうで、バレンシアは負けてもアウェイゴールを取れれば、十分、次のメスタージャで十分に闘えると計算しているであろう。ただし、アウェイゴール無しの0-0で折り返すのは嫌なはず。チェルシーとしては、その0-0か、1-0で勝っておきたいところ。また、野ザルの決闘のような乱闘騒ぎはないとは思うが、両チームとも引くのも上手いだけに、主審の判定がすこし勝負を左右するかもしれない。