W杯に誤審はつきものというが。。

                 


おそらく、あそこでPKを取らなかったとしても、PKを取るより物議は大きくならなかったであろう。それでも、あのジャッジはルール上、なんら問題ない。むしろ、主審技術は秀逸だったとさえいえよう。とはいえ、W杯の開幕戦は、あのPKジャッジがゲームの興味をぶち壊したのは疑いようがない。いちいちディテール深く落とし込んでジャッジしていたら、キリがない。要するに、ジャッジのラインをどこに置くかになる。これは各国、地域によって高低差が出る。Jリーグでも辟易とする笛にゲームの興味を失いかけるが、まず、どこで笛を吹いているか舞台を考えないといけない。日本国内のJリーグ高校サッカーとW杯やチャンピオンズリーグの試合を同じラインに置くかどうかということ。

フレッジが両手振り翳したオーバーアクションで完全に誘っているのは明白だった。結果的にシュミレーションにひっかかった西村氏だが、彼は、FIFAの選定してる主審規定に則っているに過ぎない。批判の矛先は、西村氏を選出したFIFAに向けられるべき。FIFAがどのラインで笛を吹かせているかだが、大会基準となる開幕戦であれが出てしまうと、この先もゲームを途中で壊してしまう試合が出てくるかもしれない。とはいえ、そもそも欧州対南米の試合は主審選定が難しい。経験値のある欧州、南米からではなく、経験値の偏ったアジア、北中米、アフリカから主審を選出することになる。試合を壊してしまうリスクは高くなる。

西村氏にフォーカスすれば、融通がきないというか、あまりにもルールに遵守しすぎて、それを守ろうとしすぎる。試合展開からすると、時として、試合を壊してしまうこともある。もちろん、これは日本人の主審ほぼ全員に言える。ゲームの流れや展開に関係なく、強引にでもルールの定規をあてはめようとする。自分が主体的にならず、あくまで基準をルールに置こうとするから、無理が出るのは、むしろ自然なこと。

これは、主審に限らず、われわれ日本人にある傾向で、例えば、街にある信号機。日本の歩行者は信号を守ろうとするが、欧米では、信号が赤でも安全なら道を渡ってしまう。つまり、日本人は、信号を守るものと考えるが、欧米は、信号を安全確認の選択肢の一つとしてしかみておらず、最終的な責任、判断は自分で行っている。

もちろん、あからさまな誤審でなく、接触プレイにおいては選手にも責任はある。試合開始後、主審がどの程度のレベルかを察知しなければならない。ここまでなら笛が鳴る鳴らないというラインをいち早く把握し、ゲームを進めるべき。そういう意味では、ロブレンは軽率だったともいえる。

いずれにしても、ブラジルのプレッシャーの開放をフォローした形となり、大会がブラジル優勝で幕を閉じれば、西村氏は殊勲の一人となるであろう。それだけ、開幕は(開催国からすれば)大切なスタートを切る、重要なビッグマッチである。

別にブラジルがスコアほど手強かった印象はない。ほぼ互角かややブラジルに分があった程度。それだけクロアチアはしっかり開幕という難しいゲームに対応したという証左でもある。前半を0-1で折り返していたら、ブラジルはプレッシャーに圧し掛かられ、自滅に陥っていたかもしれない。運の良かったブラジルは、理想をかなぐり捨ててでも、現実主義で決勝まで駆け上がるしかない。美しさが、戦術が、内容が、というのは、大会後の外野に任せておけばよい。


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