今季の浦和 残留まで、あと、勝ち点30

     
   
  

身内として書くので、いつものように、あえて厳しく書くが、今季の浦和は、勝ち点36を確保できるかどうかが大命題となる。(得点は34節で30得点取れるかどうか)浦和は、2011年シーズン、降格しても不思議はなかった。2008年から降格争いをしないのが不思議だと書いてきたが、今季は、どこかで切り替えのスイッチが入らない限り、本格的に降格争いに直面するであろう。すくなくとも、鹿島やG大阪のように、自分たちで修正可能な体質ではない。

現状を書くと、ただ、ボール保持をして、それが目的になり、安全にならない限り、シュートは打たない。冒険しない、勝負しない。(昨季の甲府戦や福岡戦などの一部の試合を除き)それが大半だった。梅崎などが気迫を出しても、スタンドアローン。結局、ボール保持は互角でも、コーナー、シュートは相手チームの半分以下というスタッツが、なによりの証左である。その不足分を個々の気持ちだけで埋めているだけ。試合のリズムも、どこか練習試合の延長で、永遠に試合が続くような錯覚、まだ後があるような変な余裕が根拠もなく漂う。勝つ表情が試合前にない。いつ失点してもおかしくない雰囲気はあるが、いつでも得点が取れる雰囲気が無い。

チーム内競争も、さほどではない。闘莉王、ワシ、永井のような個性が抜け、残ったのは行儀の良い優等生ばかりだから仲良し体質になりやすく、危機感がなく、あるのは焦りだけ。サードパーティにおいても、名古屋や神戸のように、フロントに「クラブを本気で強くする」という意思は感じられない。売り上げを下げたくない、地盤沈下を避けたいという意図は十分すぎるほどわかるが。

今季もそれのほぼ近いモラトリアムの状態でシーズンインしている。基本3-6-1、阿部が最終ラインに吸収される4-5-1になっているが、システムはあまり関係ない。要するに、フロントの覚悟、選手個々の自覚と大人の成長なくば、切り替えスイッチは永久に入らない。今は、結果に自信を受け付けたい気持ちがチームに滲み出ており、結果が出ていれば平行線だが、結果が出なければ、そのまま降格争いになるであろう。

現場サイドに向けると、ミーシャについては、降格させる監督となる可能性はゼロではない。監督も、教師タイプ、親父タイプ、母親タイプ、同級生タイプとあるが、選手が子供なら、教師タイプ、親父タイプ。選手が大人なら、母親タイプ、同級生タイプがセオリーとなるが、今の浦和に必要なのは、(東京同様に)選手が認める教師タイプ、親父タイプなのかもしれない。ただ、ミーシャは、前者になる。それでも、ミーシャが過去の監督と違うのは、浦和がどういうクラブか、(リーグで戦い)そこそこ感じているということ。時間を掛けずスムーズにチームへ浸透させていくためには、監督の意向や監督のサッカーを理解した選手がたくさん居るというのは重要なことだ。ただ、今の浦和は、そんな段階にも行っていない。逆に、脳内ループに入り込んで、頭でっかちになっている。

試合では、ポストに救われたり、相変わらずCBのタッチ数が圧倒的に多い。相手がガス欠したり、足が止まったときにのみ、浦和のパスは面白いように回るが、そうでないと、後手を踏む試合を重ねていく。残留、勝ち点36を取るためには、まずは零封することからはじめ、ミスを減らすことは自明。それも、集中力を欠いたような凡ミスを減らすこと。ただ、キックアンドラッシュ、パスまわし、どんな戦い方であろうとも、最後(ゴール)を決める軸が居なければ、チームが勝つことはない。2桁ゴールを計算できる絶対的なFWの不在。人材は居るが、出るか出ないかだ。

この先、どこかでスイッチが切り替わる試合がいつ来るかである。それが夏前か、夏か、秋口か。スイッチが入れば、降格を免れるであろうし、遅ければ遅いほど、降格の風呂にどっぷり浸かることになる。


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