<展望> 欧州選手権ユーロ2012のドロー間近

     
   
      
間もなく、欧州選手権ユーロ2012のドローである。趨勢は、目先のCWCに視線が行くであろうが、もう、ユーロ2012は始まっている。シードは、ユーロ2008予選・本大会、ユーロ2012予選のみならず、2010年W杯予選・本大会が加味されたせいか、シードはドイツではなく、オランダに。W杯決勝カードのグループリーグ実現はならないが、人気の強豪が分散するのは、現地観戦組としてはウェルカムである。また、自分のチケットがどのカードになるかも、どこか合格発表を見る想いでもある。一番、やめてほしいのは、ギリシャポーランド、ロシアのボックスか。それ以外なら、まずまずのカードになる。

抽選PODは以下の通り。

POD 1
ポーランドウクライナ、スペイン、オランダ
POD 2
ドイツ、イタリア、イングランド、ロシア
POD 3
クロアチアギリシャポルトガルスウェーデン
POD 4
デンマーク、フランス、チェコアイルランド

スペイン(かオランダ)、イングランド(かドイツかイタリア)、ポルトガル、フランスという危険な組の可能性があるが、死の組なら、強豪3カ国が犇くのが過去の傾向だ。今回も、死の組に入りやすいオランダからドイツ、スウェーデン、フランスなんていう死の組が出来るのか。もしくは2強で分散されるか。とはいえ、今大会は、ギリシャ以外は骨太の中堅国が揃った。ギリシャがトルコになったらペルフェクトだったが、まあ、どの組み合わせになっても、想像力を掻き立てられる。

まずは、スウェーデンデンマークの北欧対決、スペイン対ポルトガルのイベリア対決、黄金カードのドイツ対フランスに、イングランド対フランス、(必ず面白くなる)イングランドポルトガル、ドイツ対アイルランドなど挙げたらきりが無い。ただし、グループリーグでのドイツ対イングランドは無く、フランス対アイルランドも無い。あと、開催国のポーランドウクライナより、デンマークチェコアイルランドスウェーデンの試合に食指が行く。ポーランド(かウクライナ)、ロシア、ギリシャデンマークなんていう組が出来たら、すこし作為を感じるであろう。

今大会は、アイルランドの参戦で、(普通でも多い)観戦人口がさらに増えるであろう。今大会は、イングランドも帰ってくる。ほとんどの参加国のサポーターは、車中泊、日帰りできるが、オランダ人、イングランド人、アイルランド人あたりは、(日帰りできるのに)開催国に常駐する。そして、よりによって、宿泊や交通などのキャパに乏しい開催国だから、パンクするか、ドイツ方面などの近隣へ逃げるというのも選択肢になる。

今大会も、グループリーグの間は、日本人観戦者は前回同様に少ないであろう。いや、もっと少ないか。むしろ、日本メディアの方が多いくらい。まあ、TBSとWOWOWの解説者あたりは、街中で普通に見かけるはずだ。チケットについては、おいおい書くが、今後、出場国サッカー協会からの販売が進むであろう。出場国に住所のある知人友人が居れば、伝手を頼るのも手である。もしくは、出場国サッカー協会へ(その国の言葉で)直談判するのも手である。ポルトガルあたりは、熱心にアピールして煽てれば、ポルトガルFMTを用意するかもしれない(推定)。


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