<展望> 日本代表 対 チェコ代表 (麒麟杯)

      
   
      

日本代表は中5日、チェコ代表は中2日。しかも、チェコは、来日2日後試合で、長野を往復の移動付。ホームと招待国の差はわかるが、チェコにはご苦労様というところ。そのチェコに対して、フル代表の日本の相性は悪くない。ここ15年で2戦してるが負けていない。前回は、2004年の全盛期のチェコに対して、久保のゴールと楢崎のファインセーブで勝っている。

まあ、相手がどこであろうが、国内の観光試合、この時間の谷間を埋める調整試合であり、監督解任危機でもなければ、負けが込んでいる状態でもない。「絶対に勝て」とか、勝って欲しいという感情は湧きにくい。もちろん、シビアな公式戦のなさがそうさせているのだが、やはり、胃がきしむような時間がないと、なかなか強化は難しい。自覚症状もない。


さて、試合だが、おそらく、立ち上がりは、日本が攻め込むであろう。さすがに、まじめにスターターを選んでくるはずで、早い時間に日本が先制すれば、ある程度、(やりたいことへの)思い通りの試合運びになる。もし、ゴールが生まれないと、間延びして、もやもやが増す展開か。逆に、攻撃的に仕掛けたいなら、日本は先制されたほうがいいのかもしれない。とはいえ、ペルー戦のチェコは、惜しいシーンも少なく、動きも芳しくなく重そうな印象だった。彼らがどこまで戻してくるかである。ただ、戻しても、90分のうち、半分くらいやってくれればというところ。

メディアでは、システムがあれこれ言われているが、あまり気にかける必要もないだろう。ある程度、攻撃的にしたいというだけであり、ザッケローニ監督の(追い込まれていない)余裕がそうさせているだけだ。実際、W杯アジア予選が始まれば、そこではじめて、なにかしらの壁にぶつかるであろう。

個別では、特に注目は居ない。個人的には、前の両サイドで宇佐美、家長昭博が仕掛けるシーンがあればいいが、それはなく、本田圭祐、長友祐都、岡崎などの既視感の強いいつもの固定メンバーが、普通に集中力を高めればというところ。家長昭博を使うなら、守備は計算できない。役割もパス出しなのかゴールなのか、使いどころ、プレー時間がどうなるかが鍵になる。過去記事にも書いてるが、実際、彼を使うなら、中途半端に使うのではなく、彼を中心に据えるくらいでないと、代表では(G大阪同様)居場所はないだろう。あと、内田篤人を前で使うなら、きちんと彼を見てくれる人が居ないと、厳しい。槙野、吉田麻也をスターターに入れるなら、闘莉王、中沢との比較になる。もちろん、現時点でのものでなく、先々の目処を立てる比較である。


麒麟杯は、二試合消化して0-0なので、このまま0-0の線もあるが、スコアが入ったほうが、展開的も戦いやすいであろう。面白かろうが、つまらない試合になろうが、いずれにしても、流す試合であることに変わりはない。準備する試合数というより、代表召集により、選手たちが、どれだけコミュニケーションを図り、監督が試案を確認できるかでしかない。気持ちに力を入れる時期でもない。


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