Jリーグ2011シーズンの順位予想

     
   
     
過去記事に書いてるように、今季の優勝争いのコンセプトは、「名古屋の優勝」VS「好循環のクラブ(=シーズンを通して成長したクラブ)」としたが、好循環のクラブは一つとは限らないし、レベル差もある。リーグとは乖離して、ACLをGETするかもしれないし、優勝争いするクラブもある。逆に、名古屋が好循環を生むと、手がつけられない状態になる。とはいえ、ACL組は、好循環でシーズンを闘うのは難しいのはいうまでもない。

今季を楽しむポイントとしては、いくつかある。まず、プラチナ世代が、本格的にプロ一年生として参入してくる節目の年である。特に、柴崎、鮫島、小島の高校BIG3は、シーズン終盤にどうなっているか注目である。すでに、小野、宇佐美、原口、重松がプロの先輩として、力量を示している以上、その定規に定まった実力を披露してもらいたい。他にも、甲府の堀米、新潟の増田や二年目の加藤大東京Vの高木、小林など、プラチナ世代がごっそりとプロの水へ入ってくる。まだ、結果が出ていないから、セオリーで通用しないと冷めて見るか、先物買いをした目線で見るかで、大きく違ってくる。おいおい、プラチナ世代は、記事にする。

また、6月後半、7月のブレイク時期に、どれだけの海外組の移動があるのか。出戻りの受け入れや補強なども注目だ。得点王候補も、前田の3年連続に注目が行く。

もちろん、ACLは注目で、日本代表がアジアを獲ったが、クラブもアジアを取りたいところ。すでにACLは、リーグに先んじて開幕してるが、アウェイの経験などは、代表レベルでなく、クラブレベルで体感できるのは、ポジティヴに考えれば、悪いことではないだろう。すくなくとも、国際舞台において、(大昔のように)代表にでもならないとアウェイの先例が受けられないのでは、場数が少なすぎるということだ。

さて、今季の順位を並べてみた。今季は、順位予想が難しい。それでいて、始まって、蓋を開けると、意外と簡単だったというようなパターンになるのでは。とにかく現時点では、AAAからBBBまでの第一集団とBからDDDまでの第二集団に分けられる。特に、第二集団は、どこが抜けて第一集団に取り付くか、失速して、新たに降格圏争いの第三集団を作るかという流れになる。今のところは、目立った降格候補はおらず、シーズンの過ごし方ひとつになるであろう。ただ、降格するクラブの例年の傾向としては、連敗街道を築いてしまうことである。

磐田については、ナビスコ王者は、2年連続で降格してるため、へんなアノマリーに呑まれないことである。優勝はAAA-Aの間からとしておくが、BBB-CCCは上位争いの可能性を秘めている。CC-Dは、降格争いの可能性がある。ただし、「名古屋VS好循環のクラブ」のコンセプトから、BBB-Cのクラブでも、シーズンを通して、好循環でチームが回れば、上位へ持ってくることも可能。よって、終わってみると、シーズンで闘いながら成長してきたクラブが、名古屋との優勝争いを演じる。よって、名古屋以外、開幕前の強い弱いは関係ない。




AAA
名古屋


AA
鹿島


A
川崎、G大阪


BBB
新潟、広島、横浜、清水、C大阪


BB
該当なし


B
該当なし



CCC
甲府、浦和、磐田、柏


CC
神戸、仙台


C
大宮、福岡、山形


DDD
該当なし


DD
該当なし


D
該当なし



戦力の「名前」だけは持ってる神戸、浦和については、「チームになるかどうか」がすべてである。チームになれば、上位へ。(特に、浦和は)チームにならず、いつものように野戦病院&バラバラなら、降格圏争いへ。甲府はハーフナーがJ1でどこまでやれるか注目だが、長里、パウリーニョの攻撃陣は魅力。守備さえ良ければ、一桁順位は狙えるだろう。山形も、攻撃力は厳しいが、昨季のような堅守を築ければというところだが、守備崩壊すると、まっさきに降格圏へ。福岡も、松浦、重松、成岡など補強はしてるが、それらが中町とかみ合わないと、降格圏へ。大宮は、降格圏際の魔術師だが、今年は、守備を維持し、攻撃力さえつけば、降格圏とは関係ない年を過ごすのではないだろうか。

磐田は、ジュビロ那須といっていいくらい、那須のチームになってる。もし、那須になにかあると、総崩れになるリスクは伴うが、チームとして戦う容が出来ているのは、強みではある。ただ、今季は、松浦、上田、成岡と、磐田生え抜きの若手がチームを離れた。成岡は(本来なるべき軸になりきれず)環境を変える意味ではわかるが、松浦、上田は、貴重な戦力のはずだが。期待の新人・山田は、怪我のため、出遅れが確定しているが、彼が戻ってくる時期に、クラブがどういった状況なのかが大きなポイントになるであろう。若手では、山崎、山本康が、注目だが、尾お化けしないと厳しい。

横浜は、小野、狩野を中心としたチームを作ればいいのだが、アディダスの永久スポンサー様お抱えの選手が居る限り、なかなかリズムがつかめないか。毎年そうだが、FWの補強が手ぬるく、大黒、小野、谷口、渡辺の得点源に頼るしかない。

蛇足ながら、J2参戦のF東京だが、J1でも、十分、一桁順位を狙える布陣である。特に、サイドバックスが充実しており、FWも、高松などがいるが、平山がJ2得点王になっても不思議はないであろう。ホベルトの加入で、梶山の取捨も難しくなるが、中盤は危なっかしいシーンが減り、安定するであろう。代表招集される米本の代役としても適任である。はたして、広島や柏のように、ぶっちぎって昇格を果たすか、それとも、チームとしてまとまらずに苦戦するのか注目だ。


いずれにせよ、まもなくシーズンが開幕する。名古屋の連覇か、初優勝か。それとも…。年末に笑っているのはどのクラブか。


【ここの古参・常連さんでない、初回、通りすがりの方へ】
*記事は、素人の書いた個人的かつ脳内整理のメモレベルです。勘違い、無知なケースも多々あり。
*何もかも知りえて書いてるわけではなく、自分勝手な憶測、思い込みが入ってます。
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*時間の都合上、未校正でUPしており、誤字脱字が多々ございます。
*遠い過去記事まで読んだものと前提して、内容を端折っている部分がございます。
*予想はハナから当たらないものと前提してます。