2010年の日本のフットボールを振り返って

       
    
       
2010年は、W杯イヤーだったこともあり、年央の6月に、サッカー日本代表の「結果」が出る年度でもあった。ちょうど、去年の今頃は、W杯組み合わせ抽選後でもあり、カメルーン、オランダ、デンマークというきつい組み合わせを見て、誰しもが眉をひそめたが筈だ。しかし、蓋を開けてみれば、日本代表がカメルーンデンマークを敗り、ベスト16へ進み、万事、結果オーライとなった。

2010年の代表を前半と後半でみると、これほど左右対称に明暗の分かれた年はなかったであろう。1月からW杯までの前半は、総悲観の中、ネガティヴキャンペーンが展開され、突っ込むところまで突っ込んだ。だが、W杯でベスト16となるや、会長の交代劇を踏んで、一気に戻り相場の総楽観。まるでオセロの白と黒をひっくり返したように、表情が変わった。

ひとまず、代表がW杯をベスト16で終えたこと。そして、新監督にザッケローニ氏を据えたことで、代表関連は、落ち着きは取り戻している。W杯効果で、海外移籍も増えた。アジア大会でも初優勝し、関塚さんの初陣を飾った。ただ、残念だったのは、U-19サッカー日本代表が、またしても、U-20W杯の出場権を逃してしまったことである。これは痛すぎるが、代わりにU-16サッカー日本代表がU-17W杯の出場権を獲得したので、そちらに期待したい。

かたや、Jリーグは、名古屋の初優勝で幕を閉じたが、圧倒的な勝ち点の積み上げ方であった。その一方で、前半、飛ばしていた清水が、得意の夏場で勝ち点を稼げず、優勝を逃したともいえる。川崎も、あれだけ戦力が削られているにもかかわらず、5年連続5位以内というのは、すごい。鹿島は、4連覇のチャンスだったが、取りこぼしが痛かった。大阪も、開幕ダッシュに失敗したのが後になって、響いた。降格では、東京の降格が残念ではあるが、逆に、柏が無敵で昇格を決めた。甲府のハーフナーも爆発した。前田の2年連続得点王は、(ハードルが低かった2010年の争いだったが)嬉しいニュースといえよう。ただ、残念なのは、ACLで日本勢が、早々に敗退してしまったことである。来季は、日本勢の躍進を期待したい。

年末には、ワールドカップの2018年、2022年の開催国が決まるビッグイベントがあったが、ロシアとカタールに決まり、FIFAの金満主義が明確になり、現地観戦組としては、相当、テンションが下がった。また、立候補していた日本は(当然のごとく)早々に落選し、今後も、インド、中国の開催となり、もはや、FIFAのやりたい放題になるであろう。


とりあえず、2010年を語るなら、やはり、岡田さんに尽きるであろう。そのパフォーマンスと注目度は高く、ボキャブラリーだけでも、ツッコミどころ満載で、思いつくだけで、2010年のフットボール界の流行語をいくつも作ったように思える。

「僕でいいんですか?」
「ハエがたかるように」
「こういう相手に戦える選手、戦えない選手が、ある程度はっきりした」
「友達だと思っていたけど違ったみたい」
「岡チャン、不合格」
「岡田さん、ごめんね」

などなど

金字塔の「ベスト4」は、死語にも現実にもならず、たち消えたが、おそらく、2022年あたりに、3度目の再々登板?があるのかないのか。




【ここの古参・常連さんでない、初回、通りすがりの方へ】
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