サッカー日本代表のW杯緒戦の勝率は…?

    
  
     
ちなみに、日本の過去3大会のグループリーグ緒戦はすべて勝てていない。よって、緒戦に勝って、大会に臨むというアドバンテージを一度も味わったことが無い。緒戦に勝てば、どのように世界が違って見えるのか、勝てていなかった過去が教えてくれるであろう。

さて、日本の緒戦は、カメルーンだが、名前と実力の乖離度合いがいまいちわからない。そのカメルーンとの試合におけるポイントをいくつか考えてみた。

①先制点とその時間帯、②カメルーンの調子・出来、③スタジアムのアウェイ加減、④主審、⑤天候、⑥デンマーク 対 オランダの試合結果…、

①先制点
これが入る入らないで大きく変わるのは明らかだが、0-0のまま試合が進むのを嫌うのは、どちらかといえば、カメルーンの方である。カメルーンは日本から確実に勝ち点3を取らなければ、その後の2戦が大変になる。(日本には最高で)カメルーンにとっての最悪は、先制点を取れず、時間だけが過ぎていく展開、早く点が取りたくて焦ったり、攻撃が単調になる展開。運よく、終了間際に先制して命拾いをすることも十分に考えられる。逆に、(日本に最悪で)カメルーンにとって最高なのは、前半立ち上がりに先制して、気分よく試合が出来ること。日本は、逆転勝ちするほどの強いメンタリティは無く、加点してしまえば、日本は勝手に自滅する。結果、カメルーンの3-0快勝もありえる。

ポイントは、前半の15分から20分。そこで、気持ち、流れ、リズムのイニシアチヴが決まる。0-0なら、日本とカメルーンは、イーブンということで、時間とともに、0-0であると、日本に流れは傾いてくるはず。

カメルーンの調子・出来
かなり不確定要素だが、これは、試合の大きな要素。日本は、チーム戦術が決まっており、特に好不調に左右は冴えない。通用するかどうかでしかない。カメルーンの調子・出来が悪ければ、岡崎や玉田が決めるであろう。逆に、カメルーンの調子が良くて、スーパーなゴールが決まってしまうと、日本としては戦術も気持ちもくそも無い。やっぱり、世界は遠かったになる。

③スタジアムのアウェイ加減
スタジアムの雰囲気に呑まれるとしたら、カメルーンではなく日本の選手になる。日本の選手が冷静に、いつも通りにゲームに入れるかが鍵になるが、試合の立ち上がり、カメルーンが一気呵成に来れば、受けてしまうであろう。岡崎にシュートチャンスがあるかないかが、日本の指標となる。

④主審
おそらく、欧州か北中米の主審になり、アフリカ有利に吹いてくるはずである。Jリーグでは鳴るはずの笛が鳴らなかったり、その逆もあるだろう。ちなみに、オランダ戦、デンマーク戦は欧州の主審は吹かない。南米か北中米の主審になるであろう。

⑤天候
ブルームフォンテンの気候は、5度前後の冬の厳しさである。しかも、標高も高く、天候も変わりやすいという。外的要因に左右されるのは、日本であるが、ここはベンチ、スタッフの事前準備具合に左右されるであろう。風邪引く選手が居たら、自己体調管理の欠如を指摘しておきたい。日本のチーム戦術からすると、暑くないのは助かる。

デンマーク 対 オランダの試合結果
この試合が試合前に行われるため、この結果に左右される。オランダが勝てば、順当。引き分ければ、不穏。オランダが負ければ、波乱となるが、オランダが緒戦に負けると、彼らが次の日本戦で負けることは考えにくい。オランダが負けると、日本にとって、緒戦のカメルーン戦は勝たなければならない試合になってしまう。もちろん、オランダがデンマークに勝っても、日本戦で勝ち点6にして、グループリーグ突破をしに勝ちに来るのだが、無理はしないという部分では、まだ、許容範囲である。


上記から、日本の緒戦の勝算を考えると、35%-55%くらい。大学合格率でいえば、法政か明治大学の合格率35%-55%というところ。個人的には、日本が勝っても不思議はないし、日本が完敗しても不思議は無い。実力、強い弱いよりも、展開や外部要因のアヤ、相性で決まる。もちろん、岡田監督のチーム戦術からすると、ジャンケン勝負なのはいうまでもない。

    
*素人文なので、過去記事を読んでるものとして、端折ってる部分がございます。