J・LEAGUE★第9節 <世間はゴールデンウィークだが、>

     
  
    
世間はゴールデンウィークだが、Jリーガーは仕事をしなければならない。それでいて、クラブ側も稼ぎ時。しかし、このGW期間は試合の間が詰まっている為、一つ流れが向くと、好調だと連勝し、負けてしまうと、なかなかその負の流れを断ち切れない難しい時期ともいえよう。よって、優勝争い、残留争いするかどうかは、この時にまとめて勝ち点を稼ぎまくることに尽きる。

清水は、このまま前半ブレイクを無敗で行きたいところ。清水優勝の最初のポイントはそこになるが、残り試合の相手からすると、可能ではあろう。また、シーズンのどこかで、勝てない時期が必ずやって来るが、そこをどう凌ぎきるかが最大のポイントになる。基本、夏場からエンジンがかかるクラブだけに、長期ブレイクも手伝い、清水有利に流れは進んでいるといえよう。もはや、枝村がリスキーなだけのチームではなく、優勝するだけの真価が問われる。

4連覇を狙う鹿島だが、去年に続き、ホームで大阪を撃破し、ここぞというポイントでは、負けないあたりはさすが。清水とは違い、シーズンを優勝するためのノウハウ、戦い方がしっかりしている。しかし、川崎はよくわからない。北京でACLを失った後にもかかわらず、ここで勝ったが、波動とか波やリズムがめちゃくちゃで、まさに未知なる生物だ。基本、セオリーが通用しない。横浜は、決して良い出来ではないが、ここで勝ち点を稼いでおくと、後半、秋以降に生きてくる。今は、末脚を溜める時期。

浦和については、死の5マッチの最中、横浜戦までの4連敗は許容範囲。計算していなかった川崎に勝った勝ち点3がここで活きてくる。新潟は、ようやく初勝利。とはいえ、負け数は浦和と同じ。これから、波に乗って行きたいところ。清水線が鍵になる。広島は、ACLがなければ、青山が居れば、今頃は、どうなっていたのか?。あと、セレッソは家長を下げて中心にしても面白い。

さて、第8節の短評を。

1 清水 お得意様からしっかり勝ち点3。
2 名古屋 またしても終了間際に勝ち越しで転換点突破。3連勝はほぼ確定?
3 川崎 北京ショックなんのその。そんなの関係ない爆勝。
4 鹿島 現時点でのチームの仕上がり、現状を示した試合。
5 浦和 悪い時の浦和の象徴、終了間際の失点。
6 広島 シュートの雨あられを受けたが、しっかり勝利。
7 横浜 快勝ではないが、1-0は横浜の十八番。この勝ち点3は大きい。
8 仙台 勝てなかったが、連敗ストップしたのが大きい。
9 山形 場所と相手を考えれば、引き分けられた試合。もったいなかった。
10 G大阪 ゼロックス杯に続き、またも鹿島に勝てず。変なアノマリーにならなければいいが。
11 C大阪  先制されるも、追いつく。やや消化不良な印象。
12 東京 シュートは打つも、勝利は遠い。ベストメンバー待ち。
13 磐田 もったいない。これでは、前節で浦和に勝った意味が無い。
14 大宮 久々勝利。石原の二発。
15 新潟 初勝利。まだ、3敗しかしていないため、勝てば上昇へ。
16 京都 悪い負に引きづられて居る印象。気持ちを下げないように。
17 湘南 10人で守るも、川崎相手は厳しい。
18 神戸 都倉が決めて、同点も。


代表へのアピールというが、調子落ちや怪我気味の代表レギュラーの方が、よほど心配では。小野と小笠原の調子はいい。遠藤と中村の調子はイマイチ。小野と小笠原を選べとは言わないが、岡田監督としては、調子か実績かとなると、安心を買いに実績になるであろう。あとで、後悔したくなければ、なおさら実績重視になる。ただし、FWは実績ではなく、調子。逆に、GKは実績で。



*素人文なので、過去記事を読んだものとして、端折ってる部分がございます。