U-19サッカー日本代表が発表されたが…
前回、香川、金崎世代のU-19サッカー日本代表は、U-20W杯出場を逃した。日本サッカー協会の内需拡大に向けた動きのためであったが、現在、あの世代において、Jリーグでプレーしている選手が多いだけに、もったいなかったという気持ちが強い。予選を兼ねたアジアユースでは中途半端なチームで臨んで韓国に惨敗。ちなみに、その韓国は、U-20W杯W杯本大会で、ベスト8に進んだ。
来年、行われるU-20W杯出場のため、予選を兼ねたアジアユースが今年の10月に行われる。そのメンバー候補がUPされた。少し前までなら、大学生、ユースがほぼ全体を占めていたが、今では、選手も、ユース上がりのクラブ所属で、試合にも出場しているレベルにまで来ている。まあ、この世代も、総大将である宇佐美次第だが、現サッカー日本代表の個に依存しないチーム作りと乖離して、いっそ、宇佐美中心にチームを作ってもいいくらいだ。彼となら、心中してもかまわない。
そして、いまだ成し遂げていないアジアユース制覇を期待したい。そして、もちろん、この世代は、先のロンドン五輪に食い込むメンバーでもあり、ここから5、6人は主力として上がってもらいたい。そのためには、U-20W杯出場権のかかるアジアユースでベスト4以内に入り、U-20W杯W杯本大会に出場し、そこそこの成績と経験を積んでもらいたい。かえすがえすも、去年のU-17W杯では、グループリーグ3連敗ながらも、内容は(現サッカー日本代表以上に)期待の持てたものである、ちょっとの運さえあれば、いいところまで行けたはず。
どの世代カテゴリーであれ、勝負を決める、ほんのすこしの小さな細部要因まで気を配れるようにあれば、理想だが、それははるか遠い。とにかく、柏木中心だった時より期待しているし、(現サッカー日本代表以上に)期待はしている。ただ、この世代も、監督さんが一番の不安材料かもしれない。
■監督
布 啓一郎
■GK
川浪 吾郎 192㎝ 82㎏ 柏
中村 隼 183㎝ 77㎏ 山形
櫛引 政敏 182㎝ 68㎏ 青森山田高校
■DF
藤田 息吹 170㎝ 66㎏ 慶應義塾大学
田中 優毅 172㎝ 66㎏ 日本体育大学
阿部 巧 165㎝ 62㎏ F東京
寺岡 真弘 179㎝ 70㎏ 関西大学
須藤 貴郁 180㎝ 68㎏ 平成国際大学
内田 達也 177㎝ 70㎏ G大阪
岡本 拓也 173㎝ 67㎏ 浦和
遠藤 航 175㎝ 69 ㎏ 湘南ユース
■MF
六平 光成 174㎝ 64㎏ 中央大学
山崎 直之 178㎝ 61㎏ 東京学芸大学
古田 寛幸 172㎝ 62㎏ 札幌
茨田 陽生 171㎝ 58㎏ 柏
小林 祐希 177㎝ 64㎏ 東京Vユース
柴崎 岳 173㎝ 62㎏ 青森山田高校(鹿島内定)
小島 秀仁 178㎝ 65㎏ 前橋育英高校
高木 善朗 170㎝ 63㎏ 東京Vユース
■FW
重松 健太郎 173㎝ 68㎏ F東京
原口 元気 177㎝ 63㎏ 浦和
高木 俊幸 170㎝ 60㎏ 東京V
宇佐美 貴史 178㎝ 68㎏ G大阪
Jクラブからは、そこそこ期待値の高い選手を入れてるが、宮吉、堀米が入っていないのは??。高木兄弟は、ここが頂点か。どこでも潰しの効く宇佐美をすこし下げた位置で使えば、面白い。FWは、重松、原口のツートップで、(現サッカー日本代表と)得点の匂いでは遜色ない。SBは、岡本と阿部で考えている節も。