J・LEAGUE★11節 <ブレイク前>

  
 

すでにリーグも3分の1を迎える。そして、まもなく、あと2試合でブレイクに入る。連戦の過密日程を予定通りに戦って来たクラブ、そうでないクラブ、悲喜こもごもだが、特に、調子を落としているクラブは、ブレイクをいかに過ごすかで、いくらでも切り返すチャンスはある。逆に、状態の良いクラブは、このままブレイクなしで続けたいところであろう。

特に、ACL組で大崩をしているクラブが少ない。1位、3位、5位、6位というのは、奇跡に近い。しかも、ACL組はACLのグループリーグすべて1位の成績であるから、相当な評価をしても過分では無いであろう。消化試合数が少ないため、見えない貯金を背負っているともいえよう。

さてM11節の短評を

1  鹿島 終盤、危うさをみせるものの、過密日程の連戦を無敗。
2  浦和 ポンテ不在で小休止か。高橋初出場。
3  大阪 快勝。あいかわらずの爆発力。
4  新潟 ようやく勝って踏みとどまる。
5  名古屋 運もあった。負け試合を価値ある引き分けに。
6  川崎 埼スタ不敗神話確立。他の試合でもあれでなければ意味無い。
7  山形 そろそろ、正念場か。
8  横浜 逆転勝ち。上昇波動へ。
9  磐田 イ・グノ好調。もはや救世主でなく大黒柱。
10 広島 逆転負け。こういう試合もある。
11 神戸 茂木好調。100%勝ちゲームを引き分けに。
12 京都 アウェイで負けなかった。勝ち点1で。
13 東京 状態は良くない。露呈しない前に…
14 大宮 やや完敗か。
15 清水 好機はあったが、鹿スタ鬼門破れず。なぜか鹿島には勝てない。
16 千葉 粘り強く貴重な勝ち点3。
17 柏  フランサ復帰も相手が悪かったか。
18 大分 大底はいつ?


浦和のフィンケ氏は、日本の取材メディアの売れてナンボ的な報道の仕方に問題があるのを指摘しており、流行の十代など、若ければいい。という本質を度外視した報道に対して、チクリとやっている。なにより原口は、まだ、何もしていない。10ゴールでも決めたら、取材攻勢をすればいいのであり、この青田外的な、勇み足は、やや辟易とする。このあたり、ゴルフの石川遼はうまくやっている。早稲田の本家・ハンカチ斉藤の二匹目の土壌として立場をわきまえて、メディアをうまく利用している。