2008年徒然フットボール10大ニュース

  

今年も残りはあとわずか。2008年の徒然フットボール的10大ニュースを上げてみた。たぶん、他にも候補はいくらでもあるが、印象的なものを独断で挙げてみた。順位はつけてません。順位をつけたら、一番下にあるのが一位かな。



●なでしこ五輪ベスト4'
当ブログでも、メダルは当然、ベスト4は当然の結果と書いたが、正直、ポジティヴに見れば、悔しい結果とも言える。ただ、いただけないのはニュージーランドから勝ち星を取りこぼすなど、WBC同様、大会のレギュレーションに救われた感は否めない。

●二年連続ACL制覇(二年連続CWC3位)
去年の浦和に続いて、大阪がACL制覇。そして、CWC3位となる。CWCでは、ミランに一人で勝ちに行ったワシントン、マンUに唯一勝ちに行った西野氏が印象的だった。来年も期待は高まるが、ACLのレギュレーション変更が吉となるか。

●U-19日本代表がワールドユース出場を逃す。
意外と、見逃されがちで、メディアからは、まったくスルー&無視されているが、当ブログでは重く受け止めている。大会連続出場が途絶え、アジアのレベルで敗退したのは、かなり重症。選手の責任というより、日本サッカー協会の責任であるが、蓋をされている。かって、ワールドユース・グループリーグ敗退で「谷間の世代」という言葉が生まれたが、今度は、本大会の出場を逃しているのだから、なんと形容していいかわからない。すでにメディアでは、ロンドン世代という言葉に摩り替わってしまい、現実を直視していないのが現状である。

●千葉、奇跡の残留
関係ないクラブサポも、最終節の0-2からの4-2大逆転は、感動したのではないだろうか。まさにドラマ。いや、こっちがメイク・レジェンド。

●テリーのPK失敗
今年、一番、笑えたというか、一番、ショックなシーンでもあろう。あの、ズルッと軸足がすべるシーンは、もう一回やれといわれても難しい。おかげで、(最終的に外した)アネルカはスルーされてしまうわ、確実に戦犯になるはずだったクリスチャーノ・ロナウドをも救った。往々にして、リベンジの場は来るものであるが、果たして来るのか。

欧州選手権でスペインが優勝
いまだ、スペインが優勝したと信じていないブログ主であるが、ある意味、(あの魅惑のフットボールを貫いた)奇跡的な結果ともいえよう。ブログ主も現地観戦し、大会期間中は、長い長距離移動に愚痴をこぼしていたにもかかわらず、今、思うと、行ってよかったとしみじみ思う。

●反町五輪惨敗
こんなチーム見たことないというくらい酷いチームだった。二年間という長い準備期間、近年まれに見る素材が豊富にいながら、チームを作れず、おまけに、本大会で対戦したアメリカ、オランダはグズグズのチームであるにもかかわらず、強いと錯覚して、戦い方を間違えてしまう失態のオマケ付き。前回、山本氏の時は酷いと思い、これ以下ははないと思いきや、その下に大きなフロアが広がっていた。

●近年、稀に見る混戦のリーグ&鹿島2連覇。
鹿島の二連覇もさることながら、近年まれに見る混戦リーグだった。こんな定期預金のようなリーグはなかなかお目にかけられないだろう。優勝の勝ち点が60点台、残留争いの勝ち点が30点台後半と、上下の幅が少なく、ふっくらしないリーグだった。とくに、残留争いは、近年まれに見る熾烈さで、半分近くクラブが残留圏に一度は足をつけたであろう。また、勝つと負けなし、勝てないとずっと勝てない負の連鎖が、どのチームにもあった。

●名古屋、大分の躍進
当ブログでも、「名古屋は1位も18位もありえて、新人監督次第」と推していた名古屋だったが、見事、万年中位といわれていた名古屋の躍進が現実になった。そして、大分の戦いにも、ブレがなく、(横浜戦以外)終始、安定していた。来季は、真価が問われるであろう。両クラブとも監督さんのやりたいことを選手がチームとして具現化していて、道を見失っているクラブにはお手本となるであろう。

●犬飼日本サッカー協会会長の乱心
すでに就任一年目にして、前任者を凌駕しそうな勢いを見せるには十分な一年だった。(補正予算先送りなど)なにもしない麻生総理よりはなにかしら動いてはいるが、秋春リーグ移行、ナビスコU-19化、天皇杯のベストメンバー発言などなど、サポーターを逆なでするような言動、新提案を次々に提供し、話題には事欠かなかった。来年も本領を十分に発揮するであろう。