ACL残りの①枠は…

  

さて、天皇杯のベスト4が出揃った。柏、東京、横浜、大阪である。天皇杯のACL出場枠には反対意見のブログ主だが、ACL残りの①枠は…。そう考えると、多少なりとも、興味はある。すくなくとも、名古屋が敗れたため、リーグ4位の大分のACL出場がなくなった。完全なリーグ4位以下のクラブに絞られ、これはこれで天皇杯ワイルドカード、保険的な役割を果たしそうだ。大阪が出場すれば、大阪は前年優勝クラブゆえ、何も問題ないが、柏は、まずはJリーグでの立ち居地を固めたいクラブのはずで、ACLは体力がもたない。横浜も(不景気に苦しむ)親会社との兼ね合いがある。東京は、リーグ6位で、まずまず。心機一転した2008年度の進化さえあれば、ACL出場の身の丈に合わない事はないだろう。

いまのところ、大阪は前年ACL優勝クラブゆえ、出場権を獲るためにも、モチベーションが一番高いといえるが、CWCを経た過密日程は、かなりきつい。怪我人も多く、ここにきてベストを組めない。残り試合を中3日、中2日というのは、尋常ではない。というか、他クラブと比べて、フェアではない。


(当たる当たらないは置いておいて)ずばり、天皇杯・優勝は横浜と見ている。(決勝は横浜対柏のカードか)。ここまで横浜が(浦和以外の)J1と戦わずしてベスト4まで来れたのは、運もよく、去年の鹿島と同じ道程で、疲弊は少ない。また、シーズン後半、特に神戸戦のオウンゴールから運が向き始め、大分戦で狩野主体の勝ちパターンを確立し、シーズン終盤はほぼ負けが無かった。流れ、リズム、調子のベクトルは横浜の角度が急上昇で上向いてるといえよう。逆に、予想が180度ひっくり返って、決勝が東京対大阪になれば、かなり面白い試合になりそうだ。

個人的には、J2だった広島が、ACLで旋風を巻き起こす段上げのシナリオを考えていたが…。とりあえず、ACLグループリーグで敗退するような失態を演じないクラブにACL出場をしてもらいたい。昨季の韓国は、(出場クラブを見誤り)ACLグループリーグで敗退し、大恥かいたが、すくなくとも、やはり、○○が出てればよかったというようなことはないよにしてもらいたい。横浜もACLにおいては、ホームのニッパツを城南の黄色に染められたり、中国での悪質な主審ジャッジの借りがあるはず。