まもなく、Jリーグ最終節。

 

明日は、でなく、もう、今日だが、2008年のJリーグ最終節9試合がpm14:30にいっせいにキックオフされる。サポーターによっては、合格発表のような人生を決める90分といっても過言ではないのでは。箱根駅伝予餞会で、わずか何秒差で涙を呑むというシーンを見かけるが、あのような「あと、もうすこしだった」というような僅差のドラマがあるかもしれない。

最終節を分類すると、だいたい以下の4つくらいにカテゴリーに分かれる。

【残留争い】
千葉 対 FC東京
新潟 対 G大阪
磐田 対 大宮
優勝は?というのもあるが、やはり残留争いだろう。
立場的には、千葉は勝利必須。東京V、磐田は引き分けでも自動降格は逃れる。新潟は負けても、磐田、東京Vが両方勝たないとプレーオフはない。大宮については、自動降格は無く、負けても、下の3チームが全部勝たないと、プレーオフは無い分、プレッシャーは軽いか。とにかく、千葉は、勝つしかない。勝って、磐田と東京Vの結果待ち。とにかく、千葉、東京V、磐田で残りの椅子をひとつ賭ける構図になる。

【ほぼ消化試合】
浦和 対 横浜
神戸 対 柏
京都 対 清水
すでに浦和は7位以内が確定しているが、横浜は浦和に3タテなるか。清水は浦和を抜けるか。消化試合とはいえ、最終戦は、退団選手を勝利で送り出せるかにもかかる。柳沢は、日本人得点王もかかる。

【優勝争い】
大分 対 名古屋
札幌 対 鹿島
去年の横浜FC対浦和のようなことはないとは思うが、「降格確定クラブ 対 優勝目前クラブ」というカードの構図で、鹿島は負けるとすこし雲行きが悪くなる点だけは似ている。しかし、ここで裏の試合で大分 対 名古屋という2位と4位のカードを持ってくる「日程くん」も、上手い演出をする。

【優勝争い+残留争い】
東京V 対 川崎F
最後の最後に川崎と当たる東京Vは運が悪いといえよう。今思うと、川崎は国立の横浜戦と等々力のFC東京戦の取りこぼしがが痛かったか。まあ、兎にも角にも川崎の鬼攻めになる。難しいとは思うが、東京Vは引き分けなら、自動降格は回避できる。


上も下も、最終節まで白黒はっきり付かない展開は、観客動員でも大きく左右してくるであろう。(上も下も関係ない)埼スタはすでに9月の時点で完売してるが、他の会場も、最後まで動員増加が期待できるであろう。また、大分、東京も、ACL狙いがある分、最後までモチベーションが保てるのは、大きなACL枠効果といえよう。ちなみに、欧州のようにリーグ4位までACL枠があれば、清水までチャンスがあっただけに残念。それにしても、去年の今頃、夕暮れ迫る寒い横浜国際で残骸のように佇んでいた横浜FC戦からもう一年が経ったのかと思うと、なんと時間の早いことか。

そして、すぐにCWCが開幕する。ほんとうに時は早い。