J・LEAGUE★第11節 <あと2節でブレイク>

  
あと2節で6月のブレイクに入る。ナビスコ杯グループリーグはあるものの、6月下旬までリーグがないため、再びリセットに入るが、各クラブとも、良い位置でブレイクに入りたいだろう。各クラブ共に思惑があると思うが、ここでブレイクを歓迎するクラブ、歓迎しないクラブもあるのではないか。とりあえず、ブレイク期間において、調子の良いクラブは再確認、状態の悪いクラブは、補強なりの再構築が必要になる。

11節までのリーグ全体の順位は、7位~16位まで勝ち点差がたった4。上もさほど伸びていない団子状態になりつつある。また、引き分けが勝ち負けより多いクラブが少なく、勝ちきるか、負けるかがハッキリしているため、優勝へ向けて、この時点での3敗、4敗はまだ許容範囲かもしれない。千葉が完全に置いていかれている状態だが、ここにきて、川崎が止まらない。わずか11日間で積み上げた勝ち点は12。次の川崎対浦和はどんな試合になるか注目の一戦。浦和は残りの二戦は苦戦必至だが、守るか攻めるかの考え方次第であろう。


さて、11節の短評だが、鹿島、大阪、大分、京都は試合がなかったため、あくまで暫定の順位になる。

1 浦和   前半は五分の闘いも、続く川崎、大阪戦に向けて、大きな勝ち点3。梅崎GOOD
2 名古屋 連敗ストップ。去年だったら、このままズルズル行っていたはず。
3 川崎   眠れる獅子が爆走。ブレーキ無視。もはや手がつけられない相手。
4 F東京   PK失敗は痛かった。しかし、内容はさほど悪くない。このままで行こう。
5 鹿島   =試合無し=
6 横浜   同点弾は、主審に感謝。とはいえ、攻め立ててはいた。やはり、大宮との相性が…。
7 柏    短時間に集中ゴールで試合をモノにした。菅沼バッグヘッドは秀逸。
8 大宮  堅守で横浜の猛攻を凌ぐ。失点シーンは運いてなかった。
9 大阪  =試合無し=
10 大分  =試合無し=
11 神戸  ビッグ3を通過して、安堵したか。大久保は相変わらず足より口が…
12 磐田  相手が悪かったと思うしかない。今の川崎に勝てるチームはそうそうない。
13 東京V 外国人が好調。昇格対決を制す。相手を選ばない結果が続いている。 
14 京都  =試合無し= 
15 新潟  ホームで貴重な勝ち点。ホームで地足を固めたい。
16 清水  信じられない順位だが、2連勝すればトップ10以内に行く。第二の川崎に…
17 札幌  千葉と共に「二人鷹」に。今が踏ん張りどころ。
18 千葉  ゴール裏では黄×青のビジアル展開で気合を見せたが…。選手が無走状態。


今節、名古屋の踏ん張りは見事だ。好調でホームに強いF東京相手に、勝てたのは大きい。前回も書いたが、試練はクリアして、はじめて試練になる。ナイアガラを避けられたのは名古屋にも自信になるのでは。とりえあず、今は、自分達を信じるしかない。尚、試合のなかったクラブは、今後メンタル面では(試合数が少ないため)アドバンテージが持てるのかもしれない。一試合消化が少なくて、この位置が良いか悪いかを考えられるかどうかだ。