【 徒然的EURO2008チケット戦線レポート 2 チケット&観戦について】

  




これほどチケット戦線の厳しい大会はあったであろうかと思えるくらい、チケットが品薄な大会もないだろう。去年3月の販売開始からすでに一年以上経過した5月突入して、これまで一次販売以外では、当選者宛のUEFA EURO 2008(TM) waiting listsallの割り当てしかなく、ついに、放出開放はなされなかった。あとは、大会中に不意を付いて出るかどうかだが…。出るとしたら、前回大会のようにサッカー協会の前に並ぶような事態も。

今後、万が一、UEFAのサイトから放出された場合、チケットはすべてシングルチケット、支払いはクレジットカードのみ、チケットは現地受取になる(日本まで配達されない)。現地受取は、かならずパスポートの提示が必要になるため、本人以外は受け取れない。よって、現地に行けない人がチケットを取れても意味はない。また、受け取りの際は、その場でチケットが発券されるのではなく、あらかじめ発券されたチケットが渡される。スタジアム入場時にボディチェック、荷物チェックはワールドカップより厳しい(推定)。

放出される場合の座席例<比較的良席もある>
・VIP席の一般開放。(一般チケット価格でVIP席に座れてしまうごく稀な例)
・記者席の縮小分(試合ごとにバラつく)
・キルシート(柱や手すりで障害物で一部見えない席)
UEFA内部の身内余り分(カテ1)

基本的に、一枚残らず完売させる日本の「チケットぴあ」の感覚とは違い、かならず10~20%弱は売らずに残しておく慣習がある。よって、(試合にもよるが)大会中のスタジアムには、奇妙な空席があるかもしれない。

UEFA EURO 2008(TM) Ticketの配送開始
すでに、UEFA EURO 2008のチケットの配送が開始され、すでに早い方は、5月2日(金曜日)には到着している模様です。配達は浦和の胸スポンサーのDHLで、彼らか委託先の運送会社(佐川急便など)が配達してます。

DHLオンライントラッキングでは、航空運送状(Air Waybill)にあるリファレンス番号からも輸送状況をご確認いただけます。
*くれぐれも送り状番号での追跡ではない(←そもそも知らされていない)
[DHLの追跡サイト http://www.dhl.co.jp/publish/jp/ja/eshipping/track/sref.high.html]
リファレンス番号とは、チケットの申し込み時に割り当てられたCustomer Reference Numberの9桁であり、それを入力すると、荷物がどこにあるか確認可能。現地からは4月30日に一斉発送されているようなので、4月30日から当日までの日付を入力すれば、追跡が可能です。ちなみに、申し込み単位ごとに配送され、到着には、かなりバラつきがある模様。尚、DHLは日曜日、祝日は休みのため、連休明けには一斉に配達される見込み。

◆チケットについて
尚、チケットはカラー、安っぽい厚紙で、もぎりに銀色のシールというもの。名前は申し込み者の名前のみがチケットに印字されている。(複数枚申し込みの場合でも、すべてのチケットに申込者の名前が印字されている)。よって、氏名確認の可能性はよほどのことがない限り、ないと考えるのが妥当(推定)。また、ワールドカップ同様、チケット半券の色で、エリアが分けられています。そこのエリアからスタジアムに入る。半券の色は、赤(メインスタンド)、緑(バックスタンド)、青(ホーム扱ゴール裏)、黄(アウェイ扱ゴール裏)。

尚、チケットは当日の交通機関の切符も兼ねたコンビチケットになっている。

同封されている会場案内ガイドによると、fanzoneも開催都市の一箇所か二箇所設けられています。会場案内ガイドは現地の街中、駅や空港に設置されるであろう大会窓口ブースで入手可能(推定)。

また、スタジアムの持ち込みにおいて、ビン、缶、紙パック、傘、ヘルメットの持込は禁止。一眼レフカメラは禁止となっているが、持ち込みたい人は、(自己責任で)隠すしかない。預け窓口が設置されているといいが、あっても失くされたりする事もあるので、あまりアテにしない方がいい。経験上、小さなデジカメなら許容範囲ではないかと推測する。ビデオカメラも大きいサイズものになるとアウトかもしれないが、前回大会もビデオカメラ持込チェックは厳しかった印象。また、25cm四方のリュック、カバンも持ち込み禁止となってるが、はたして…。

また、スタジアム座席での煙草喫煙は禁止になっているようだが、欧州ではスタジアム座席での喫煙は(特にスペインなどは)常識なので、普通に、座席で吸ってる人はいるだろう。喫煙は所定の場所で、あまり真似しない方がいい。



これから観戦に来られる方へ

天気は良くないです。夕立ちも多く、朝、晩は冷えます。折りたたみ傘とアウターは必要かもしれないです。

チケット難民は外国人に多い。ダフ屋はいるにはいるが、人気カードだと、チケが不足しているようで、サポーターからの買い取り強化に出ている様子。印象として、ダフ屋そのものが少ないかもしれない。

チケットの名義確認はない。スタジアムへの入場は、1:チケットチェック、2:ボディチェック&荷物チェック、3:チケットもぎり(実際、もぎりはない。バーコード対応)

スタジアムへの持ち込みについては、スイスとオーストリアでばらつきがあり、スイスは甘く、オーストリアはやや厳しい印象。スイスは大きなリュック、ハンディカムビデオはOKだったが、オーストリアは傘や大きなリュックもNG。デジカメは一眼レフでなければOK。

スタジアムへの入場は時間がかかるので、早めの入場をお薦めします。また、男女はゲートが違います。スタジアム行きのトラムも満員で、乗れない場合もあります。

当たり前ですが、スタジアムの飲食は安くはなく、500円くらいから。
パンフレットは10ユーロ、15スイスフランです。英語版(黄色)もあり。

欧州の鉄道は遅れるのが常ですが、オーストリアの鉄道は故障による大幅な遅れがあります。すでにわたしは2回ほど喰らいました。また、臨時列車含むダイヤの小冊子は駅の案内で貰いましょう。

スーパーは、スイスはCOOP、オーストリアはBILLAがオススメ。ノーブランドのビールならば500mlで100円以下。