FIFAワールドカップの開催大陸持回り制は廃止の動きへ

このブログでも散々書いてきたが、ワールドカップ開催の大陸持ち回り制など、FIFA会長選アフリカ票獲得のためのアフリカ開催のために担ぎ出されたものでしかなく、やはり、廃止になる読みで間違いなかった。

14年で終了「W杯大陸持ち回り制」
 FIFAのブラッター会長は24日、W杯開催国選定で現行の大陸持ち回り制を14年大会で打ち切る意向を示した。18年大会のイングランド開催に意欲的なブラウン英首相と会談後に明かした。29、30日のFIFA理事会で話し合うという。持ち回り制では18年は北中米カリブ海かアジア開催となるが、同会長は「(打ち切りが)決まればイングランドは有力候補」と発言。また、制度変更の場合は同大陸の連続開催を禁ずる以外の制限はなくすという私案も示した。

これで南アフリカ代替の可能性は低下したかもしれない。もちろん、最初で最後のアフリカ開催である。そして、南米も(どこかの国が経済発展しない限り)2014年が最後の大会になるであろう。これらの措置は、いわゆるFIFAの開催国の調整でしかない。おそらく、2010年、2014年のワールドカップでは、放送事故やら試合中の停電、ピッチ乱入者続出、ホテル不足などで大失敗に終るのではないか。将来、南米、アフリカでワールドカップを開催するとなると、現実的ではない。もはや、北米、アジア、欧州しか開催大陸はない。

これで、2018年のイングランド開催は決まったも同然か。
欧州は今、イングランド→スペイン→イタリア→フランス→ドイツの持ちまわり制だ。ユーロ2004を成功させたポルトガルも開催インフラはあると思うが、次は、当然、順番からいってイングランドになる。これは嬉しい。その大会でのイングランドのベスト4は堅いであろう。

今後はラグビーワールドカップのように欧州と他地域の交互開催が望ましいといえるだろう。あれだけの大きな規模の大会だけに、開催できる国は限られてくる。2022年はおそらく中国になるであろう。2026年は再び欧州で順番からスペイン。サッカー不毛の地アメリカ、オーストラリアなども立候補してくるであろう。日本もいつかは・・・。すくなくとも、わたしの生きているうちにあと一回は開催してもらいたい。