<展望> 日本 対 カタール

まかり間違っても、ここで日本が負けることはない。これは100%確信している。最低でも引き分ける。

ベトナムに1-0で拙戦をしたから、日本が負けるということはない。ただ、カタールは引いてくるので、ふあたびベトナム戦と同じように、引いた相手をこじ開ける息苦しい展開にはなる。そのためフラストレーションの溜まる試合になるかもしれないが、そういった相手に対し、日本は適切な戦い方ができるのかどうかである。そういう意味では、ミドルのある谷口、梅崎を人選してないのは致命的だ。

先制する時間で、スコア、ゲーム内容も変わってくるであろう。日本の先制点が遅れれば遅れるほど、日本は焦り、ミスをして、プレーが雑になる。逆に先制が早ければ、余裕を持ってプレーが出来る。そうなれば、3-0の快勝もアリだ。ようするに行方は日本次第という試合であり、カタールがイニシアチヴを持つということはない。

日本が注意すべきは、カタールのカウンター、そして、CKからのセットプレーのみ。それと、彼等がアジア大会を優勝まで勝ち抜いた経験があるということ。それらに触れないように闘うことである。

それと、平山ないし森嶋をワントップで使っても、あまり機能はしない。そもそも日本が1トップで結果残した試合は少ない。最近でも、ワールドカップアジア最終予選のアウェイ・バーレーン戦くらいである。日本には不向きなシステムなのだが。それに平山を使うならば2トップの方がいい。また、引いた相手に梶山、本田はあまり活躍の場はないかもしれない。レジスタ柏木のダイレクトスルーパスが意外と利くかもしれないが、周囲がついていけないであろう。正直、レベルの違いでチームで浮いてる。また、水野、柏木、家長が同時にピッチにいなければ、あまり怖さはないかもしれない。

さて、日本の監督だが、反町はすこし戦術に溺れすぎてはいないだろうか。頭だけで、それでいて、選手に闘う気持ちがないとか言ってるが、言ってることとやってることがあまりにも乖離しすぎている。指揮官に余裕ないのだから、チームがうまく行くはずもない。もはや、誰も反町に期待などしてない。選手のポテンシャルに賭けるしかない。そもそも誰が監督をやっても、結果は出るのだから。

とりあえず、内容はどうあれ、日本が負けることはない。最低最悪でも引き分けにはなるだろう。実のところ、日本と対戦する相手はどこも、勝手に日本がグループ最強だと勘違いしてくれて、自ら引いてきてくれるだけ、ありがたいことである。もし、前へ出てこられたら、タジタジになるであろう。そういう意味では日本には運がある。




注:今、フジの録画放送を観ている方はネタバレですので【追記】を読まないように。

【追記】 
女子は中国でW杯を戦っている。緒戦のイングランド戦は2-2の引き分けだったが、2分間で立て続けの2失点は、つい最近の日本代表の各世代(フル代表、U-20,U-17)を思い出してしまう。だが、ロスタイムでほとんど時間のないところで追いついたのは大きい。勝てた試合を落としたという見方と、負けた試合を拾ったとの見方もあるが、私的には後者である。むしろ、イングランドが前者ではないか。とはいえ、日本はセットプレーからの得点で、イングランドの決定力不足に助けられたというのもあるので、その辺の割引はある。日本、イングランドともに、アルゼンチンにどれだけ点を取って勝つか、そして、ドイツにどれだけ失点しないで負けるか。すべてはそこにかかってくるであろう。だが、日本と3戦目で対戦するドイツはターンオーバーしてくる可能性も有り、日本有利に変わりはない。ちなみにスタンドのゴール裏に陣取ってるのは空席を埋めるための大会スタッフである。