BIGの6億を制限無しにすれば・・・

われわれ日本人が3億のジャンボ宝くじに行列をなすほど群がっているが、欧米では10億、20億などというように一攫千金の数字はでかい。日本は(使い切れないほどの当選金という意味での)ギャンブル感覚はやはり島国なのかもしれない。そういう意味では、今回のBIG6億キャリーオーバーはある種の起爆剤になればと思う。

6億円狙い…「ビッグ」最高売り上げ
 国内史上最高の6億円の当せん金が出る可能性のある第273回トトの「ビッグ」が27日、過去最高の売り上げを記録した。これまでは先週の271回(14~21日発売)の3億5400万6900円が最高だったが、27日午後6時30分に3億5700万円を突破。同日夜には4億円を超えた。
 昨年、導入されたビッグはコンピューターが全14試合の予想をするもので、過去最高当せん額は昨年11月の5億8415万6640円。今回は繰越金が6億4500万円以上になり、当選が1口なら当せん額上限の6億円が初めて出る。日本のくじでの最高額を求めて売り上げが激増した。
 スポーツ界への助成を目的に始まったトトの売り上げは年々減少。競技団体への助成金も02年の約57億8000万円から今年は約8000万円まで下がり、廃止論も出ている。売り上げ増の切り札として始まったビッグは、トト全体の売り上げの約4割を占めており、運営する日本スポーツ振興センターは「認知度が高まっている証拠。明るい兆し」と喜んでいる。

これまで、不振のトトだったが、やはり、これは大きいだろう。
BIG販売当時は、キャリーオーバーで6億というオチに、あまり気にも留めなかったが、かっての不人気だった競馬が新規を取り込んだように、サッカー層しか対象になりえなかったターゲットに対し、(機械抽選にすることで)結果的にサッカーを知らない層を新たに取り込むという点では、効果は出てきているといえる。

それでも、まだまだ購入層のほとんどはサポであろう。買う側からしても、予想が当たる当たらないではなく、結局は「高額金」である。いっそのこと、BIGも最高額を6億ではなく、10億とか、無制限にすれば・・・新規層はもっと取り込めるであろう。そして、もっと注目度は上がるであろう。

競馬も三連単で売り上げを伸ばしている。
ようするに、高額の夢がある分には買おうかと思うが、トトGOAL3のように、当たりやすいとアプローチされても、当選金額が少ないと新規の食指は動かない。結果的に一部の(当てている)コア層・リピータ層しか買わないであろう。

はたまた、競馬の三連単のように、いっそのこと、当たるのが難しい「トトGOAL14」(任意&機械抽選)でも売り出し、キャリーオーバー無制限にすれば、かぎりなく夢は大きくなる。もちろん、夢でしかないのは百も承知である。



*ちなみに明日の天皇賞は②③⑧⑫⑮の3連複