ようやくアジアチャンピオンズリーグがまともな方向へ・・・

前々から、このブログでも、ACLは出場枠を増やし、各国の枠を均一でなく、強弱の比例配分にするようにと書いてきたが、ようやく、その動きが出てきたようだ。(別にこのブログがどうこうということではない)
正直、これでも遅いくらいで、マスメディアは「改革」なんて見出しを使うが、本質は劣悪から標準への押し上げでしかない。今のシステムではあきらかに本気度がなく、しかたなくやっている感は拭えない。

ACL改革 日本は出場枠倍増も
 アジアチャンピオンズリーグの出場チーム数が09年以降、現行の27チームから32チームに増え日本には2・5枠(2チーム+予備予選勝者とのプレーオフ)から4枠程度が与えられる見通しとなった。マレーシアでのAFCプロリーグ特別委員会に出席した日本協会の川淵キャプテンが改革案を明かした。各国のレベルを調査後に出場チーム数の割り振りが決まる。賞金総額も20倍の2000万ドル(約23億8000万円)となるが、13年からは1億ドル(約119億円)規模への拡大を目指す。

とりあえず、ACLもようやくそれらしくなっていく。
自国だけでなく、どんどん国際交流試合をしなければ、アジアの闘い方そのものが世界から置いていかれる。主審の笛を吹く機会も増えるであろう。枠については日本、中国、韓国、UAE、サウジ、カタールなど、強い国は2~4枠あっていいであろう。予備予選に門戸を開き、充実させれば良い。システムも4クラブの6組に分けた2クラブ勝ちぬけにして、ベスト16からトーナメントのアウェイゴール・ルールで行えば、かなりの規模になる。できれば、大会規模と注目度ではアジアカップを抜いて欲しい。

ただし、問題点もある。日本の場合に当てはめてみよう。

① 日程の問題。
ただでさえJリーグや代表など過密日程の中、試合数が増え、国際間の移動・遠征が増えると、クラブには負担になり、とてもではないが、やっていけないクラブが出てくる。これはクラブの規模や資金力がモノをいうが、日本のクラブがワンステージアップするためのものと前向きに考えてもいいし、辞退権を認めてもいい。
とにかく、JリーグがACL組を優遇するような日程でフォローアップしなければならないだろう。現行のナビスコ予選扱いでは到底無理がある。また、そのナビスコ杯は、ACLベスト16進出クラブは不参加にして、UEFAカップのように、いまだ国内ノンタイトルの中堅クラブにタイトルチャンスを与えた方がいいであろう。

② 枠の決め方。
現在は天皇杯優勝、リーグ優勝にそれぞれACL出場権を与えているが、この際、天皇杯出場枠は廃止し、リーグの3位、4位まで出場権にすれば、リーグ終盤のACL出場権争いも白熱するであろう。
これまで、Jリーグの中位に何もニンジンがなかったため、これはこうすべきなのは明らかだが、天皇杯のスポンサー絡みで、また、ややこしい結果になるような気もする。結局、この国はスポンサーが神様で、スポンサーによって活かされたり、殺されたりしている。

③ スポンサー集め。
これは日本、韓国、中国に中東、インドなど、スポンサーは多い。ただし、本当に魅力ある試合が、つまり、コンテンツがなければ、スポンサーも集まらない。本質はスポンサーのためではなく、スポンサーがコンテンツに魅かれて、後からついてくるような形にならないと、一時的なバブルで終る可能性もある。
出来れば、欧州の本家CLを超えるような賞金だと、かなり、モチベーションは高いはず。

④AFCの試合放映権をテレ朝が独占していること。
これは説明不用かと。コメントする気もなりません。


今年、浦和がACLを獲るというスタンスを前面に出し、それまで、ナビスコ予選同様、お荷物だったACLへの意識が変わりつつある。川崎も健闘していて、日本初の決勝トーナメント進出も夢ではない。
同時に日本のサポーターがクラブのために外国へ行くようになり、アウェイでのあらゆる経験が、やがて、(今はまるで観光客のようなノリの)日本代表の海外試合にも、すくなからず変化(本気)を与えてくれることが一番大きいのかもしれない。