3月24日 日韓戦中止は日本代表には吉報か

現在、サッカー日本代表が親善試合を行うのならば、(可能であれば)ブラジル、アルゼンチンといった強豪の方がいい。たとえベストメンバーでなくとも、(2軍でも)十分に強いからである。むしろ、2軍の方が(代表競争だけに)モチベーションは高いかもしれない。とにかく集客や人気より代表の強化を優先すべきであろう。

親善試合で韓国を相手にするのは悪くは無いが、課題を大きく浮き彫りにするには、さらに強い相手である方がそれに越したことは無い。正直、3月24日の韓国戦は、すこし妥協したようなニュアンスのマッチメークであることは否めないか。

そんな中、3月24日の韓国戦が中止になった。

3月韓国戦中止
 日本代表の07年の初戦に予定されていた3月24日の韓国戦(日産スタジアム)が10日、中止となった。韓国側がここにきて対戦に難色を示したもので、欧州組も招集して華々しいスタートを切るはずが、新年早々、出ハナをくじかれた形となった。
 韓国の聯合ニュースは中止理由として、韓国が7月にアジア杯を戦うため、親善試合ではアジア以外の強豪との対戦を望んでいることを挙げた。また同国ではピム監督への批判も出始めており、日本に負けるようなら去就問題も噴出しかねず、それが方針変更につながったとの見方もある。韓国協会は、1月中旬まで結論を待つよう申し入れをしていたが、日本協会が対戦相手を探すには今がリミットとして中止を決めた。
 3月24、28日は欧州選手権とアフリカ選手権の予選があり、対戦相手は限られる。日本協会では日本開催を条件に欧州選手権のホスト国であるスイスやブラジル、アルゼンチンなどの南米チームを有力候補に交渉を進めるもよう。

(新たな対戦相手次第かもしれないが)日本代表には吉報といって良いかもしれない。

正直、韓国と親善試合をしても、あまり旨みはない。親善試合とはいえ韓国に負ければ、正直、悔しい。
対戦理由になにか特別なものやリベンジがあるならばいいが、日本代表は以前、東アジア選手権で韓国には勝っており、わざわざ対戦するというほどでもないだろう。むしろずっと対戦しない方がいいのかもしれない。このまま対戦することなく、日本は苦手意識や抵抗感も無く、かたや韓国には敗戦心理を抱かせ続ければいいのである。

さて、日本サッカー協会も相手探しに着手するようだが、国際Aマッチデーにわざわざ国内開催にこだわる必要も無いであろう。そもそも国内開催では相手を見つけるのは難しい。欧州遠征すれば、海外組の負担は減る。逆に国内組の負担が増えるが、Jリーグは休止期間である。あくまで理想は3月24、28日に(難しいがスイス、アルゼンチンと)試合して帰ってくればいい。

しかし、集客やテレビ放映などで、日本サッカー協会が金儲け財団になっている以上、強化より金なのであろう。スポンサーは大事だが、この役所金満体質が根付いている以上、日本代表は彼らの玩具なのかもしれない。

*もし、韓国が3月24日にソウルでイランとかと試合したら…、どうなるんでしょうね。