FIFAクラブワールドカップというが・・・

FIFAクラブワールドカップというが、バルセロナが来なかったら、どうなっていたことやら。
今日はすこし辛口で、ひさしぶりに毒吐きます。(ブログ開設当時は毒吐きまくってたが)

FIFAクラブワールドカップと冠はたいしたものだが、オセアニア代表のアマチュアクラブが出場する一方で、世界最強クラブのバルセロナが出場するなど、やはり大会として出場国のバランスがまったく取れていない。客への訴求力などあるはずもない。


クラブW杯の出場チーム増も検討  国際サッカー連盟(FIFA)クラブW杯組織委員会のコロスコフ委員長は9日、東京都内で記者会見し、大会の出場チーム数について、開催国枠を含む8チームに増やす案を検討していることを明らかにした。現在の出場チーム数は各大陸連盟王者の6。観客動員が見込める開催国に出場枠を与えるかが議論されている。
また、日本が継続開催を希望している再来年以降の開催地については、立候補を募る基本姿勢を示した。しかし、施設や運営面などの条件で日本と同等以上の水準が必要との見解で「簡単な条件ではない」とも述べ、日本での継続開催にも含みを残した。今後、引き続き協議される。

昔、当ブログにも書いた覚えはあるが、観客動員を増やしたいのであれば、開催国クラブとUEFAカップ王者の2つを参加させて8チームにすれば、すくなくとも形は作れる。トーナメントも組みやすい。

たとえば、CL王者をバルセロナミラン、UEFA王者がインテルアーセナル、開催国枠で浦和、南米からボカジュニオルスが出るとなれば、そこそこ動員は計算できるであろう。(会場も横酷ではなく、国立でいい)

今年に当てはめると、バルセロナに加え、UEFA王者セビージャ、そして昨年J覇者G大阪になるが、当然、浦和が開催国枠でクラブワールドカップに出場すれば、国立は満員になるであろう。ただし、国立規模の箱を隙間無く満員に出来るのは浦和くらいというのも事実である。

また、日本以外で、クラブワールドカップをやりたい国はおそらくアメリカ、UAE、中国などくらいか。サッカー不毛の地で金のある国に限られてくる。当分は日本が損な役回りを担うしかない。TOYOTAの堪忍袋がいつ破裂するかもあるが…。


川淵Cが浦和にACLV厳命
日本サッカー協会川淵三郎キャプテン(70)が9日、今季悲願のJ1覇者となった浦和に来季ACLに優勝し、アジア王者となることを命じた。
同キャプテンはこの日、都内で行われたTOYOTAクラブW杯(10-17日、国立競技場ほか)の記者会見後、再来年以降の同大会開催地についての私見を述べた。来年までは日本開催が決定しているが、08年以降は未定。引き続きの開催は、今大会での成果がカギを握るが、全体の集客状況がいまひとつで「バルサは問題ない。それ以外のチームのチケットの売れ行きが悪い」と危機感を募らせた。
開催国の日本クラブが出場できていない現状も、クラブW杯に注目が集まらない要因となっていることは分かっている。「アジア王者にならないとJリーグも偉そうなことはいえない。来年は浦和レッズが必ずや王者として出てくれることを信じている」と話し、JリーグNo.1の観客数を誇る浦和に期待を込めた。


危機感というが、すこし笑ってしまう。
そもそも、この不人気は想定内であろう。
最近の彼の言動は素人芸人にも見えてくる。

消費者にも個々それぞれの好みや主観はあれ、誰が悲しくて知らないクラブやアマチュアクラブの試合を見に行くか。見るとしてもTVで十分。しかも、バルセロナの試合にしても即日完売はしなかった。
(心からこの大会を楽しみにしている方がいたら、すみません)

また、浦和にACL優勝を期待するなど、読売のナベツネが巨人に優勝を義務付けているものと同じである。二人は犬猿の仲というが、言っていることは同じ。川渕がそれだけ落ちたという証左でもあろう。

現実として、浦和はACLのグループリーグを突破するくらいが妥当な線であり、あくまで川渕は自分たちのことしか考えていない。(気持ちもわからないではないが)企業や組織が自分たちの都合でなにか行動した場合、80%以上はサービス低下につながる。