インド戦は苦戦か、楽勝か。その鍵は日本代表自身にある。
ガーナはインドではない。おそらくインド戦はガーナ戦以上に難しくなる。それはインドがガーナより強いからではなくあきらかな格下だからである。同格や格上相手には今のオシムの戦術でいいだろう。しかし、インドのように引いてくる格下相手では、あの戦術はあまり有効ではない。
オシムの戦術はあくまで日本人の特性を活かしたものであり、バルセロナのような相手を選ばないユーティリティ性はない。あくまで相手がスペースを活かしたボールポゼションしてくることが大前提にある。
よって、守備的に固めて来るインドに対し、オシムの戦術が暖簾に腕押しになる可能性は大きい。
よって、守備的に固めて来るインドに対し、オシムの戦術が暖簾に腕押しになる可能性は大きい。
正攻法であれば、格下相手ではおのずと闘い方が違ってくる。つまりはドリブラー、高さ、ポストのできるFWを含めた3トップ、1-6-3ほどの傘にかかるような攻撃的な布陣で望み、FKやハイボールなどで高さ勝負に持ち込み、早々に先制すれば、あとは相手のモチベーションが切れるのを待つだけだ。
しかし、ガーナ戦と同じ闘い方であれば、日本は流れの中から得点するより、おそらくはセットプレーからの得点になるであろう。もちろん、先制点の取れる時間帯にゲームの趨勢は左右されてくる。
先制点が早ければ、相手も出てきてそこそこ抜けられる。
先制点が遅ければ、相手は集中力が切れず、イエメン戦の再現になる。
先制点が早ければ、相手も出てきてそこそこ抜けられる。
先制点が遅ければ、相手は集中力が切れず、イエメン戦の再現になる。
2月に日本のホームで行われた日本代表のように6-0で勝つには、日本に実力があるかないかではなく、その闘い方にのみ理由があるといえよう。ジーコ監督のようなノーディフエンスであれば、インドをねじ伏せられるが・・・果たして。
たとえ、苦戦してもマスコミのように誤解したくないようにしたい。